世界遺産登録 勧告効果、富士山周辺予約数64.2%増(楽天トラベル)
世界遺産登録の勧告を受けた「富士山」への宿泊予約が早くも急増している。楽天トラベルは、7月18日―8月30日の期間の予約人泊数実績(5月21日時点)を調査した。富士山周辺は前年比64・2%増、三保の松原は登録の除外勧告を受けたが同275・5%増と大幅な成長があった。
三保の松原はゴールデンウイーク中、大渋滞が起こり、臨時駐車場を開設するなど急激な観光需要の高まりをみせ、今後も世界遺産登録の恩恵効果が期待される。
山梨県は同61・9%増、静岡県は36・8%増と前年を大きく上回り、富士山周辺エリアの富士・富士宮地区(山梨県)は同207・3%増、身延・下部温泉地区(山梨県)は同116・3%増、大月・都留地区(山梨県)は同110・6%増、韮崎・南アルプス地区(山梨県)は92・4%増、富士吉田・忍野・山中湖・富士山地区(山梨県)は86・6%増、三島・沼津・御殿場地区(静岡県)は65・8%増、河口湖・西湖・精進湖・本栖湖地区(山梨県)は63・9%増と急増している。