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大山氏が第10代会長に、日本温泉協会が理事会開く

2013年6月11日
編集部

大山正雄新会長

 日本温泉協会(大山正雄会長、1436会員)は5月30日、東京都内で2013年度第1回理事会を開き、大山氏の新会長就任を正式に承認した。

 今年3月18日に廣川允彦前会長が急逝。4月4日には緊急の副会長会議を開き、後任の会長候補として常務理事で学術部幹事委員の大山氏を選出した。理事による書面決議を行い、過半数の賛成を得たが今回の理事会では全会一致で大山氏の会長就任を承認した。

 大山新会長は「廣川前会長の突然の逝去で、想定外の推薦によって、第10代の日本温泉協会会長に就任した」とあいさつし、「近年会員数は急速に減少しており、組織体制のあり方を考えていかなければならない」と語った。

 佐藤好億常務副会長は「地熱対策も見据え、学術部の先生に会長になっていただいた」と大山氏を会長に推薦した理由を述べた。

 今年度の重点事業としては、(1)新法人移行後の協会のあり方と事業の見直し、財政の再建(2)地熱観連の動向についての情報収集と対応(3)ホームページの改善による宿泊予約サイトの連携事業の推進――などに取り組む。また、今年9月を目途に事務所を東京都千代田区平河町の全国旅館会館に移転し、会員の拡充など組織の強化を目指す。

 2014年度の会員総会の開催地は、群馬県・四万温泉で開催することを決めた。

 理事会で決議された役員の異動は次の通り。

 常務副会長(副会長)佐藤好億▽副会長(常務副会長)石村隆生▽副会長(常務理事)笹本森雄▽常務理事(理事)小松原正信

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