下地島空港旅客ターミナル施設、2019年3月開業
2018年10月17(水) 配信
三菱地所はこのほど、下地島空港旅客ターミナル施設(沖縄県宮古島市)を2019年3月30日に開業すると発表した。併せてLCC(格安航空会社)ジェットスター・ジャパンの成田―下地島路線の就航も決定した。就航は来春の予定で、同空港への定期便の就航は、約24年ぶり。
新しく開業する旅客ターミナル施設は、「空港から、リゾート、はじまる。」をコンセプトに設計する。空港に到着した瞬間にリゾート体験の始まりを感じられるよう、豊かな緑や自然の光を取り込み、航空機への搭乗直前まで利用者がくつろげる空間を演出。ターミナル正面にレンタカーの乗り出し・返却エリアを整備するなど旅行者の動線を意識するほか、国際線を受け入れる専用施設を設け、スムーズな入国・出国動線も確保する。運営は、下地島エアポートマネジメント(伴野賢太郎社長、沖縄県宮古島市)が行う。
三菱地所は沖縄県や沖縄観光コンベンションビューロー、宮古島市、宮古島観光協会などと連携し、航空路線の誘致を強化。国際線では、近年沖縄への観光客が多い台湾や香港、すでに宮古島にチャーター便が就航している韓国などのアジア地域をメインターゲットと定める。一方、国内線では、LCC を中心に主要都市からの就航を目指すほか、プライベート機の受け入れもはかる。