第1期で23社認証、ツアーオペ品質認証制度(JATA)
日本旅行業協会(JATA)はこのほど、訪日旅行事業に携わるツアーオペレーターの品質を認証する「ツアーオペレーター品質認証制度」の第1期申請で、23社を認証したと発表した。認証会社には認証登録証が交付され、認証マークの使用が可能になる。
6月5日の会見で国内・訪日旅行推進部の興津泰則部長は、「品質向上によって訪日旅行を拡大することが最大の目的」と改めて、同制度の意義を説明。「認証をして終わりではダメ。質の向上に向けて支援していく。いかに制度を広めて、周知していくかが最大のミッションだ」と語った。
認証の条件には旅行業登録や、プライバシーマーク(Pマーク)取得済などがあるが、それについては「インバウンド専業の会社は国内で認知度がないので、Pマークなどの資格を持っていることで一定の判断ができる」と考えを述べた。
今回の認証会社の内訳は、JATAの第1種旅行会社が主だが、インバウンド専業会社も5社あり、会員以外の会社も含まれている。今後はこうした会員外の専業会社からも申請が増える可能性があり、審査委員会では会社の信頼性の検証を必要とする声もあるという。
一方、今回の認証ではPマークを取得していない会社も含まれているが、1年以内の取得を前提に認証。万が一、取得できない場合は認証も取消となる。
なお、第2期の申請受け付けは7月1―31日まで。
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第1期認証会社は次の通り(登録順)。
日本旅行▽阪急交通社▽名鉄観光サービス▽ジャパングレーライン▽ANAセールス▽JTB▽東日観光▽トップツアー▽JTBグローバルマーケティング&トラベル▽近畿日本ツーリスト▽中青旅日本▽トラベルイノベーションジャパン▽JTB西日本▽JTB九州▽JTB沖縄▽ジャパンホリデーサービス▽びゅうトラベルサービス▽JTB首都圏▽JTB中部▽トライアングル▽南海国際旅行▽エイチ・アイ・エス▽JTB関東