中四国で初の開業 ヒルトン広島2022年度開業へ
2018年10月23日(火) 配信
せとうちDMOを構成する瀬戸内ブランドコーポレーション(藤田明久社長、広島県広島市)とヒルトン(クリストファ J. ナセッタ取締役社長兼最高経営責任者、米国バージニア州)はこのほど、富士見町開発合同会社とヒルトンが「ヒルトン広島」の運営受託契約を締結したと発表した。富士見町開発合同会社は、ホテル開発を目的に瀬戸内ブランドコーポレーションが設立した特別目的会社。ヒルトンの中国・四国地方での展開は初めてで、2022年度の開業を目指している。
「ヒルトン広島」は広島市中心部の富士見町地区の約6400平方㍍の土地に、約415室の客室と最大約1300平方㍍の会議施設、料飲施設、スパ、プールなどを備えたホテルとして建設。建設に当たり瀬戸内ブランドコーポレーションは、せとうち観光パートナーズ(丹治朋之社長、広島県広島市)が管理運営する「せとうち観光活性化ファンド」を通じた資金支援も予定する。
10月4日(木)、広島市内で行われた調印式で瀬戸内ブランドコーポレーションの藤田社長は、「中国四国地方の交通の要である広島に大型宿泊施設を誘致することにより、国際会議の開催を通じ地域経済の活性化に広く貢献する。また、瀬戸内エリアの滞在型周遊観光の促進と増加する広島の宿泊需要に対応し、より一層の観光客数増加を期待している」とコメント。ヒルトンのアジア・オーストラレーシア地区 開発担当上席副社長のガイ・フィリップス氏は、「世界中に約7800万人の会員を持つゲスト・ロイヤルティ・プログラム『ヒルトン・オナーズ』のネットワークを生かし、お客様に特別な体験をご提供することで、広島の経済活性化に貢献できると信じています」と力を込めた。