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国内旅行人数 過去最高に、総旅行消費額も最高、JTB夏休み旅行動向

2013年7月21日
編集部

 JTBがこのほど発表した2013年の「夏休み旅行動向」(7月15日―8月31日までに1泊以上の旅行に出かける人)によると、国内旅行は前年同期比2・2%増の7624万人と過去最高となる見通し。海外旅行は同5・8%減の260万人と、円高の追い風を受けた昨年と比べ減少が見込まれるが、11年に並ぶ高い水準となる。国内旅行の好調が牽引し、総旅行人数も同1・9%増の7884万人と過去最高を記録しそうだ。

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 同調査は、JTBグループの販売状況、航空会社の予約状況、1200人のアンケートなどから推計した。今夏は総旅行人数に加え、総旅行消費額も同4・7%増の3兆3016億円と過去最高になる。「支出を増やしたい」意向が前年同期と比べ0・2ポイント増加し、16・6%と旅行消費意欲も高まっている。国内旅行消費額は同6・1%増の2兆6693億円、海外旅行消費額は同1・0%減の6323億円を見込む。

 国内旅行の旅行日数の平均は同0・24日減の2・2日。2泊3日、3泊4日が増加する一方で、5泊6日と8泊以上が減少している。旅行の特徴としては、「海辺で保養・海水浴」が同32・4%増と増加しており、東日本大震災後に減少傾向だった海水浴目的の旅行が回復傾向にある。また、LCCの浸透によって、飛行機利用が同2・7%増加し、19・9%と高まっている。「遷宮」人気の伊勢志摩、出雲のほか、昨年に引き続き東京人気が根強い。さらに、富士山の世界遺産登録により、周辺エリアの富士五湖や伊豆などへの波及効果も見込まれる。出発のピークは8月10―12日としている。

 海外旅行は中国・韓国が低調な一方、タイ、マレーシア、カンボジア、ベトナムなど東南アジアが好調だ。座席供給数の増加や世界遺産、リゾートの両方を楽しめることから、ファミリー層や女性グループなどの人気を集めている。ハワイは堅調に推移し、フランスやイタリア、イギリスなどヨーロッパも好調だ。

 昨年ほど海外旅行に追い風が吹かない要因に円高の進行がある。また、昨年に比べ燃油サーチャージが減額になっているとはいえ、8月発券分ではハワイで1人往復2万7千円、欧州は4万2千円と依然高水準にあることがあげられる。海外旅行の出発のピークは8月10―11日という。 

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