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若年・ライト層で関心高い、ピーチが認知度トップ(エイビーロード)

2013年8月1日
編集部

国際線LCC調査

 リクルートライフスタイル(北村吉弘社長)に設置された海外旅行に関する調査研究機関「エイビーロード・リサーチセンター」がこのほど発表した「国際線LCC利用意向と満足度に関する調査2013」によると、今後の利用意向では若年層と海外旅行ライト層でLCCへの関心が高いことが分かった。

 同調査は、2012年の海外旅行経験者のうち、関東・関西・東海の3地域で抽出した18歳以上の男女に実施。調査期間は13年3月25日―4月1日。調査集計数は5077人。

 国際線LCCについて1社以上認知している人は86・5%で、とくに男性30、40代と女性30代で高い。認知率のトップは「ピーチ・アビエーション」で65・2%。昨年より10ポイント近くアップし、男性40代と女性30代で7割を超える認知率となった。次いで「ジェットスター航空」55・1%、「ジェットスター・ジャパン」48・6%、「エアアジア・ジャパン」45・2%と続く。「ピーチ・アビエーション」と同じく日本に拠点を置く「ジェットスター・ジャパン」と「エアアジア・ジャパン」は昨年より10ポイント以上伸びた。

 LCC全体の利用経験者は13・7%。男性18―29歳で利用経験率が23%と2割を超えた。航空会社ごとにみると、「ジェットスター航空」がトップで5・0%、次いで「ピーチ・アビエーション」と「エアアジアX」が2・2%と続くが、各社とも1ケタ台にとどまった。

 LCC利用者の満足度と今後の優先利用意向を見ると、国際線LCC利用の満足度は、「とても満足」が16・8%、「やや満足」が66・1%と、満足度が高い結果となった。とくに男性40代が「とても満足」28・6%、女性40代で22・9%と高い。利用経験者のうち、今後「LCCのみを利用する人」は5・8%で、「LCCを優先する」38・9%を合わせると、優先利用意向は44・7%となったが、前回調査時より5ポイント下がっている。男性18―29歳の若い世代と、女性30代で意向が高く、海外旅行回数別では近距離旅行のライト層での意向が高かった。

 さらに、利用経験のない人も含めた全体のLCC利用意向は「積極的に利用したい」18・4%と、「やや利用したいと思う」37・8%を足した56・2%。11年調査時の意向率68・9%から減少傾向だ。若い世代ほど意向が高く、海外旅行回数の少ない層がLCCへの関心も高い傾向にあることが分かった。各社ごとの利用意向をみると、「ピーチ・アビエーション」がトップで17・9%。次いで「ジェットスター航空」14・6%、「エアアジア・ジャパン」10・6%と続く。男女とも30代で「ピーチ・アビエーション」「ジェットスター航空」などの利用意向が高かった。

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