「フラシティいわき」をトコナツ歩兵団がプロデュース!福島県いわき市
2018年10月24日(水) 配信
全国各地のオモシロ企画を発信する面白企画創造集団「トコナツ歩兵団」は、全国各地の魅力を再発見する活動である「日本創造面白プロジェクト」第7弾として、福島県いわき市のシティセールス「フラシティ いわき」のメッセージとロゴの制作、基本方針の策定をプロデュースした。
いわき市がシティセールスに取り組む背景には、少子高齢化の進展に伴う人口減少がある。2060年のいわき市の人口は、2015年の半分以下の約16万人になると想定されている。シティセールスは人口やまちの活力維持のために取り組まれ、市民にとって「住み続けたい」と思える“自信と誇りに満ちたまち” を、市外の人や企業にとって「行きたい」「住みたい」「進出したい」“選ばれるまち”を目指す。
シティセールスの基軸として位置付けたのが「フラ」だ。国内におけるフラ文化発祥の地「いわき市」に根付いているアイデンティティは「フラ」であることを改めて認識し、既存の地域資源と調和・融合をはかりながら、市内外に対する訴求力の高いコンテンツとして磨き上げ、市外からの「人の流れ」と市内での「稼ぐ仕組み」を作り上げていく。
今後、ターゲットごとに異なるアプローチを行い、市民向け、フラに関連する取り組み、プロモーション、市役所の取り組みなどを展開する。
□メッセージ「フラシティ いわき」とロゴマーク
メッセージの制作は、さまざまな地域資源を掘り起こすところから始めた。その後、他と差別化された資源として「フラ・アロハ・ハワイ」を選び、さらに言葉の意味や歴史と照らし合わせ「フラ」を選出。外向けに、具体的に、シンプルに、という観点から「フラシティ いわき」を制作している。
ロゴマークは「フラシティ いわき」を視覚的に表現する構成要素の選出から始めた。中心にフラを踊る女性の顔を配置。過去、現在、未来を感じてもらうため、昔風でもあり、今風にも見えるようにデザインしている。イメージカラーは市のシンボルマークを踏襲し、いわきの海と空を表す青、太陽やいわき人の熱を表す赤の2色で構成。いわきの表記はHAWAIIとIWAKIの文字がかぶるため敢えてアルファベットにして、波のウェーブを加えている。市の花であるツツジはハイビスカス風にアレンジし、いわき七浜にかけて7つ配した。今後のパターン展開を考え、背景には失われた海を取り戻す象徴として、ウミガメ、メヒカリ、カモメ、カジキマグロ、カツオ、クロマツ、サンマも配置。国際姉妹都市ハワイ・カウアイ島の花 モキハナも入れました。最終的には、インパクトがあり、いわき市らしく、過去から現在、未来までの時間を示すもの、という観点から制作している。
□面白企画創造集団 トコナツ歩兵団
団長・渡部祐介を中心に、多彩なクリエイターが集う面白企画創造集団。ニッポンをオモシロくすべく、エンターテインメントの視点から、まちづくりや商業施設、商品企画、プロモーション等を手がける。主な実績に「島田市緑茶化計画」(静岡県島田市)、若手陶芸家集団「ミノヤキセンパイ」(岐阜県土岐市)、「フラ女将」(福島県いわき湯本温泉)、テラスゲート土岐「まちゆい」(NEXCO中日本開発株式会社)、「三重あそび」(三重県)、熊本県山鹿市「山鹿あそび」など。
日本創造面白プロジェクト
トコナツ歩兵団が手掛けたプロジェクトは下記の通り。今回のプロジェクトが第7弾となる。
第1弾「福井県大野市・縁(えにし)のあかり-春日神社・良縁の樹イルミネーション-」
第2弾「岐阜県土岐市・若手陶芸家集団 ミノヤキセンパイ」
第3弾「静岡県島田市・島田市緑茶化計画」
第4弾「福島県いわき湯本温泉・フラのまち宣言とフラ女将」
第5弾「三重県+11市町の観光プログラム・三重あそび」/「ちょこっと松阪牛」など
第6弾「熊本県山鹿市の観光プログラム・山鹿あそび」
第7弾「福島県いわき市 フラシティ いわき」
番外編「印旗沼ヒーローカード付き ちばエコニンジン」
□福島県いわき市について
いわき市は、福島県の東南端に位置し、南端は茨城県と接する。東は太平洋に面しており、寒暖の差が比較的少なく、気候に恵まれている。市内には15の工業団地を有し、製造業を基幹的産業として、水産業や農林業、そして日本三大古泉の一つに数えられる「いわき湯本温泉郷」や「アクアマリンふくしま」、「いわき・ら・ら・ミュウ」などがある小名浜港エリアを中心とした観光サービス産業など、多様な産業が活発に展開されている。東日本大震災では甚大な被害を受けたものの、国内外の支援と協力を受け、復興への歩みを着実に進めている。