test

大賞は青森商工会議所、きらり輝き観光振興表彰

2013年8月1日
編集部

 日本商工会議所は7月5日、「全国商工会議所観光振興大賞」の表彰式を行い、大賞に青森商工会議所(青森県)が輝いた。青森商工会議所は、新幹線開業を契機に官民が連携する「オール青森」の組織を設立し、事業化視点を取り入れた「古川市場のっけ丼」や「帆立小屋」など多様な観光プログラムを開発。地域資源を活かし、具体的で収益性のある事業を確立した。

 「古川市場のっけ丼」は、来場者が丼ぶりご飯を手に市場の小売店を訪れ、自分で好きな具材を選び作る究極のわがまま丼が人気を博し、年間10万人以上が訪れる新名所となった。「帆立小屋」は、会議所がモデル展開後に会員企業が事業化。旅行商品への組み入れも始まり、青森駅前の空き店舗はにぎやかな施設に生まれ変わった。

 青森商工会議所の林光男会頭は受賞者インタビューで、「市場からは当初、薄利な内容だと支持は得られていなかったが、今ではお客様を笑顔で応対し、言葉掛けなども自然とできるようになった。現在、商工会議所はサポート役となり、事業運営は市場の人たちで行っている。今後の展開が楽しみ」と話した。また、「のっけ丼」の成功例ができたことで新しい事業展開もしやすい環境になったという。「青森は魚介類だけでなく、農産物や山菜など食に関して『日本一』と自慢できる場所。国内外問わず、多くの観光客に来てほしい」とアピールした。

 青森商工会議所では今後、2015年度に先行開業予定の北海道新幹線の開業効果を活用し、青函地域や東北地域で一層の連携を進め、国内外からの誘客をはかっていく。

 そのほかの受賞会議所は次の通り。

 【振興賞】静岡商工会議所(静岡県)▽下関商工会議所(山口県)【観光立“地域”特別賞】別府商工会議所(大分県)▽延岡商工会議所(宮崎県)【奨励賞】東京商工会議所(東京都)▽蒲郡商工会議所(愛知県) 

いいね・フォローして最新記事をチェック

PAGE
TOP

旅行新聞ホームページ掲載の記事・写真などのコンテンツ、出版物等の著作物の無断転載を禁じます。