民泊の認知は98・3%に、エアトリが調査
2018年10月29日(月) 配信
エアトリ(吉村英毅社長、東京都新宿区)がこのほど、10~70代の男女838人を対象に実施した「民泊」に関する調査によると、98・3%が「民泊」を知っていると答えた。6月に「住宅宿泊事業法(民泊新法)」が施行されたことなどから、認知度が高まっているとみられる。一方、利用経験者は全体の20・4%と2割に留まった。
利用経験者に頻度や場所を尋ねた設問では、「2~4回」が50・3%、「5~9回」か9.4%、「10回以上」が9.9%と、7割以上の人が複数回民泊を利用したことがあると回答した。また、利用した場所では「海外」が43・9%、「国内・海外の両方」が19・3%と、民泊利用経験者のうち、6割以上が海外での利用経験があることが分かった。
民泊を最初に利用したきっかけは、「友人や知人に勧められて/誘われて」が49%と最も多く、次いで「安く泊まれる宿泊施設を探して」が24%。民泊を初めて利用した際に重視したポイントは、「価格」が75%と最多で、次いで「立地」が71%、「安全性」が39%の順となった。
今後の「民泊」に対する利用意向については、利用経験者の58%が「今後も利用しようと思う」と回答。全体でも34%が今後「利用しようと思う」と答え、「民泊」への関心がうかがえる結果となった。
なお、民泊を利用した感想では 「紅葉時期の京都は、どこも満員でホテルが取れない状況なので、民泊があり助かった(50代/女性)」「長期滞在の場合、キッチンやランドリーが使え便利(40代/女性)」「普段見る機会がない、その国の人が住む家を見ることができるのも楽しみの1つ(30代/女性)」などが寄せられた。反面、課題としては、事前のやりとりへの不便さやセキュリテ・衛生面への不安、情報の少なさなどが挙げられた。
■調査概要
調査タイトル :「民泊」に関するアンケート調査
調査対象 :10代~70代の男女838人
調査期間 :2018年10月11日~10月16日
調査方法 :インターネット調査
調査主体 :株式会社エアトリ