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特製バスの運行開始、はとバス1台をラッピング、(株)全旅

2013年9月21日
編集部

出発式のようす

 株式会社全旅(池田孝昭社長)は、はとバス(金子正一郎社長)と連携した、全旅特製のラッピングバス(45席+補助席、ガイド付き)を9月から来年8月末までの1年間運行する。9月1日、出発式を東京都港区の日の出桟橋で行った。

(株)全旅・池田社長

 席上、あいさつに立った池田社長は「はとバスの協力で特別なバスとして運行できるようになった。一般消費者にも㈱全旅のクーポン会員の旅行会社はこんなこともできる、とアピールできるのではないか。業務拡大に利用してほしい」と述べた。また、全国旅行業協会(ANTA)の二階俊博会長も駆けつけ「私が全旅協の会長になって20年。このような試みは初めてだ。中小の旅行会社が大手に太刀打ちするためにはこのような新しい展開を日々していかなければならない。今後もさまざまな企画に期待する」と語った。最後に、はとバスを代表して齊藤博章観光バス事業本部副本部長兼定期観光部長が「当社でもこのようなコラボは初めてで、㈱全旅が進めている地旅にも貢献できると考えている。クーポン会員の方に広く利用していただきたい」と述べた。

ANTA二階会長

 ラッピングバスは全旅クーポン会員のバス手配の利便性と収益向上の支援を目的としたもので、バスの横と後方部分に全旅のロゴマークと「全旅ツアー」「地旅」の文字を掲げる。年間を通じて1台を確保し、バス料金は全旅クーポンで精算できる。申込みは先着順。

 配車場所は都内と横浜。全旅の日野俊英執行役員は「ラッピングバスは顧客へのインパクトがある」と利用を呼び掛けるとともに「9、10月の予約状況も順調。単に都内観光だけではなく、都内観光プラス近県の温泉などの宿泊を絡めた予約が多い」と話す。

 問い合わせ=全旅旅行事業部 電話:03(5250)2033。

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