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旅行費増額は22%、14年の海旅先、近場傾向(トリップアドバイザー)

2013年9月21日
編集部

 世界最大の旅行口コミサイト・トリップアドバイザーはこのほど、全世界の宿泊事業者と旅行者を対象にした旅行市場動向調査の結果を発表した。2014年の旅行費用を増額する旅行者は世界平均の39%に対し、日本は22%で、56%が据え置くと回答した。

 調査は13年6―7月に、オンラインで実施。調査回答者は、宿泊事業者1万469人と、オンラインで旅行予約し、過去1年間に1回以上旅行した成人消費者1万9692人。うち、日本人は消費者が1112人で、宿泊事業者が133人。

 日本人旅行者は世界平均と比べて、旅行費用を増額する傾向は低かったが、日本人旅行者の79%が旅行費用捻出のために他の娯楽を犠牲にしてもよいと考えていることが分かった。我慢する娯楽は「夜遊び」が38%、「外食」が36%、「服などのショッピング」が34%、「食料品」が22%、「たばこ」が14%。性別でみると、男性は外出を控え、女性はショッピングを我慢する傾向が強い。また日本は、旅行のために借金をする消費者が世界で最も多く、旅行代金をクレジットカードで支払うという回答者は世界の44%に対し、日本は70%を占めた。

 14年の経済を楽観視する旅行者は世界平均32%に対し、日本は22%。また、14年に旅行回数を増やすと答えた日本人旅行者は短期旅行で9%、長期旅行で12%となった。

 14年に計画中の日本人旅行者の海外旅行先は、アジアが39%と最も人気が高く、近場傾向がうかがえる。一方、15年ではアジアが依然として1位ながら、30%と減少し、欧州が22%(14年は19%)、北米が16%(14年は14%)など、遠方への旅が増加傾向にある。

 日本の宿泊業者への調査では、宿泊客の78%が日本人旅行者で、外国人宿泊客はわずか22%。世界平均である51%と大きく差が開いた。しかし、日本の宿泊事業者の54%がアジア地域の宿泊客の増加を感じており、今後のさらなる増加が予想される。

 日本の宿泊事業者のなかで、来年の事業利益に対して楽観的なのは31%に留まり、世界的な平均値67%を大幅に下回った。料金値上げを計画している日本のホテル経営者は47%。14年の増資の対象は、31%が「スタッフのトレーニング」、30%が「小規模な改築」、29%が「マーケティングと広告」を挙げた。

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