「島しょ地域交通サービス」の実用化へ モニターツアー実施
2018年11月2日(金)配信
近畿日本ツーリスト首都圏とアイサンテクノロジー、アークノハラ、群馬大学は12月、自動運転車両を活用したモニターツアーを実施する。東京都と東京観光財団から受託した「島しょ地域交通サービス」の実用化に向けた検証が目的。
自動運転EV観光用モビリティ「eCOM-10(イーコムテン)」は、群馬大学が社会実装研究用に提供する16人定員の国産車両。ツアーでは、アークノハラと群馬大学の共同研究体による三宅島阿古地区約3.2㌔のガイド付き観光ツアーを行う。民宿が密集する阿古地区とふるさとの湯を結ぶシャトルバスとして運行し、溶岩地帯の海岸線を通過することで付加価値を高める。一方の自動運転EV「Milee(マイリ―)」乗車は、ハンドルやアクセル、ブレーキを一切必要としないラストワンマイル向けの完全自動運転EV。ツアーでは三宅村交通公園内での試乗となるが、将来的には三宅島の巨樹・巨木の森や火山見学など個人旅行に対応した新しい観光商品への利用を期待する。
□一般モニターツアー実施内容
旅行期間:平成30年12月13日(木)~15日(土) 2泊3日
※船中1泊・島内1泊。集合から解散まで添乗員が同行。
宿泊ホテル:ホテル海楽(トイレ付和室)グループ毎に1室(風呂は大浴場利用)
コース概要:
12月13日(木)
竹芝桟橋(集合)→大型客船「橘丸」特2等寝台(船中泊)
12月14日(金)
(早朝)三宅島(宿泊先で仮眠)→ガイダンス→以下のプログラムを3グループに分け実施(三宅島(宿泊))
①自動運転自動車観光用モビリティ「eCOM-10」を利用した島内ガイド付き観光ツアー
②自動運転自動車ワンマイルモビリティ「Milee(マイリー)の試乗体験
③電動アシスト自転車を利用した島内ガイド付き観光ツアー
⇒夕刻「eCOM-10」による星空観賞とふるさとの湯入浴への送迎
12月15日(土)
新鼻新山→大路池→富賀神社→七島展望台→出発港→大型客船「橘丸」2等室→竹芝桟橋 (解散)
モニタープログラム企画:東京都(産業労働局観光部振興課)、東京観光財団