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旅館軒数4万4744軒に、前年度から1452軒の減少(13年3月末時点)

2013年11月11日
編集部

旅館営業軒数は1452軒減の4万4744軒に――。厚生労働省がこのほど発表した2012年度「衛生行政報告」によると、13年3月末現在の宿泊軒数(簡易宿泊施設、下宿含む)は8万412軒と前年度比で992軒減少した。旅館は4万4744軒で同1452軒の減少となった。10年度から11年度に710軒減少したことに比べ、減少幅は大きくなり、旅館の減少傾向は依然と歯止めはかかっていない。

1980年代に8万3226軒でピークとなった旅館軒数は、減少の一途を辿り、13年3月末時点で4万4744軒となった。

一方、ホテルは増加傾向を続けていたが、前年度から67軒減少し、9796軒となった。

前年度まで「旅館減少・ホテル増加」の構図が続いていたが、今回の調査では旅館、ホテルとも減少した。

客室数で見ると、旅館は前年度比2万471室減の74万977室、ホテルは同629室減の81万4984室となった。ホテルは客室数でもマイナスとなった。

山小屋やユースホステル、カプセルホテルなどの簡易宿所は2万5071軒と前年度より565軒増加した。下宿は801軒で38軒の減少となった。

都道府県別に見た旅館軒数は、静岡県が3090軒で最も多く、以下は(2)北海道(2559軒)(3)長野県(2525軒)(4)新潟県(2115軒)(5)三重県(1605軒)(6)福島県(1512軒)(7)栃木県(1350軒)(8)山梨県(1345軒)(9)千葉県(1262軒)(10)兵庫県(1253軒)。トップ10はすべてマイナスとなった。

一方、ホテル軒数の上位は(1)北海道(687軒)(2)東京都(684軒)(3)長野県(514軒)(4)兵庫県(410軒)(5)福岡県(378軒)(6)静岡県(374軒)(7)埼玉県(367軒)(8)沖縄県(360軒)(9)大阪府(359軒)(10)神奈川県(335軒)。

1位は北海道で、前年度1位の東京都と順位が入れ替わった。

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