No.357 47都道府県観光アンケート - 「観光」重視はどの自治体だ!?
47都道府県観光アンケート
「観光」重視はどの自治体だ!?
「観光立国」宣言から10年が経ち、経済成長への寄与や雇用造成、地域振興など、「観光」への期待が高まるなか、予算額の少なさがたびたび指摘されてきた。旅行新聞新社では47都道府県へ(1)13年度観光関連予算(2)13年度一般会計予算総額における観光関連予算の比率(3)13年度の重点施策――に関するアンケートを実施した。補正予算や人件費の扱いなど各都道府県により条件が異なるので一概に比較はできないが、1つのデータとして紹介したい。
【伊集院 悟】
47都道府県の2013年度一般会計予算総額における観光関連予算の比率をみると、高い順に、石川県、沖縄県、鳥取県、高知県、青森県、香川県、和歌山県、山梨県、鹿児島県、富山県と並ぶ。
トップの石川県は2・3%で、観光関連予算額でも123億6637万円と1位になった。ただし、新幹線開業PR推進ファンド造成にかかる貸付金100億円を含んでいるので、それを差し引くと予算額は4位になる。重点施策では、15年の北陸新幹線金沢開業に向けた観光交流施策の戦略的な推進や、開業効果の全県波及に向けた地域の魅力向上をあげるなど、新幹線開業関連に注力している。また、外国人観光客を10倍に増やす「海外誘客10倍増構想」も掲げている。
※ 詳細は本紙1525号または11月27日以降日経テレコン21でお読みいただけます。