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ヨーロッパの“悪魔“パレード!同時にオーストリア物産展も開催

2018年11月29日
編集部:飯塚 小牧

2018年11月29日(木) 配信

クランプス

ヨーロッパの伝統的な悪魔“クランプス”のイベント「第4回クランプスパレード」が12月2日(日)、志村銀座商店街(しむらん通り、東京都板橋区・志村坂上駅)で開かれる。主催はクランプスジャパンプロジェクト事務局(有限会社宏友舎)。オーストリア大使館も後援するイベントで、当日はオーストリア小物販売やクランプスジャパンオフィシャルグッズ、オーストリア・ドイツビール、グリューワイン、フランクフルト、レバーケーゼ・ゼンメルを数量限定で販売する予定。

 クランプスとは中央ヨーロッパの伝説の生物。不気味で見るからに恐ろしい風格だが、実は心優しい聖ニコラウスの付添人で、悪い子を正す役割を担っている。異教の悪魔を信じていたヨーロッパの人々は、冬になると自ら悪魔の姿となり鈴や鐘を鳴らしながら悪魔を追い払おうとしたことから、亡霊の群れを表すクランプスの伝統が生まれたという。

 オーストリア・ドイツ・スイス・ハンガリーなどの中欧で1600年前から伝わるクリスマス仮面芸能で人々が1年間に犯した罪を改め、純粋な心を取り戻しそして新年の豊かな実りや幸を前もってお祝いする。近年ではアメリカにも伝わり映画化もされた。今秋は携帯アプリで全米に「Krampus Calling」日本では「クランプスから電話」が配信され話題になっている。

 日本初のイベントは4年前から始まり、来場者も年々増え、2017年は約3500人が訪れた。きっかけは「日本を元気にしたい!」と強く願う板橋区の中小企業社長が、あるテレビ番組でクランプスを観た瞬間に「これだ!」と閃いたこと。単身オーストリアに渡り、現地の民族学者からクランプスの歴史やクランプス団体から直接レクチャーを受け、日本に持ち帰った。その社長の想いに賛同する人たちが集まり、商店街でイベントを開催することになったという。

 今回は約40人のボランティアがイベントを盛り上げる。オーストリア物産展も同時開催する予定。パレードではクランプスが来場者にお仕置きをしながら練り歩き、聖ニコラウスとエンジェルはお菓子を配りながらパレードする。

第4回クランプスパレード概要

名称    :第4回クランプスパレード&オーストリア物産展2018

日時    :2018年12月2日(日)午後0:30~5:00

会場    :志村銀座商店街(通称:しむらん通り)

アクセス  :都営三田線「志村坂上」駅A4出口

イベント内容:クランプスパレード、小物販売、オーストリア・ドイツビール、

       グリューワイン販売

主催    :クランプスジャパンプロジェクト事務局(有限会社宏友舎)

協賛    :有限会社大栄製版、志村銀座商店街

協力    :志村銀座商店街、ジャパン・チロル・コーディネーション、

       オーストリアのクランプス団体、オーストリア通商、

       メディアアクティブ株式会社、有限会社イエナ(jena)、

       湯ーとぴあ くま乃ゆ、株式会社ミューフォネット、

       「世界のメルヘン」タケヤマ・ノリヤ

後援    :オーストリア大使館、オーストリア文化フォーラム、

       オーストリア大使館商務部

入場料   :無料

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