昭和世代と平成世代 それぞれの20代の旅行実態を調査 違いが顕著に
2018年11月30日(金) 配信
エクスペディア・ジャパンはこのほど、平成最後の師走を前に「昭和対平成の海外旅行調査」を行った。20代を昭和で過ごした「昭和世代」 の50代と、平成に生まれ育った「平成世代」の20代を対象にした。それぞれ20代のころの旅行を比べることで世代別の違いも明らかになった。
「20代の時の友達との旅行先」について聞いたところ、平成世代の44%が「台湾やソウルなどのアジア」と答えたが、昭和世代は2割を切った。今では日本の人気海外旅行先ランキングの常連となった台湾や韓国だが、平成になって躍進した旅行先だったことが分かった。
若者の旅行離れが指摘されていたが、初の海外旅行時の年齢をみると、平成世代は10代が半数以上となった。昭和世代は20代が約5割。さらに「初めて自ら企画して海外旅行をした年齢」では、平成世代は20代前半までが8割を占めるなど、積極的に海外に目を向けていることが分かった。
旅行形態の変化も顕著となった。「20代のときに海外旅行に求めていたものは?」との問いに、昭和世代は「グループ旅」が82%で、平成世代は「1人旅」が35%と答えた。団体旅行の波から個人旅行へ、若者の趣向は移り変わっているようだ。
一方で、「海外旅行の必需品」や「海外旅行をする際の予約方法」についても大きな差が出た。旅行するときに手にするものは、ガイドブックからスマートフォンに、予約は店頭からオンラインにとなった。アナログからデジタルという昭和から平成への時代の変化を如実に表している結果となった。
□アンケート概要
サンプル数:計400人
調査対象:20代~50代の海外旅行に行ったことのある男女
調査期間:2018年10月26~29日
調査方法:インターネットリサーチ
※本調査では小数点第1位で四捨五入しているため、足し上げても合計数値が100%とならない場合がある