トラベルジャスト創業20周年 杉山代表に聞く 「人とのつながり 支えに」 【PR】
2018年12月14日(金) 配信
東京都足立区にあるトラベルジャスト(杉山孝明代表)は今年、創業20周年を迎えた。会社は夫婦2人で始め、2人3脚で歩んできた。生まれも育ちも東京下町の杉山氏。人とのつながりが支えになってきたと語る。旅行業界に足を踏み入れて、はや40年が経つ。人情味あふれる人柄を探り、これまでの軌跡をたどった。
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旅行業界に携わるきっかけとなったのは、やはり人だ。「一番の友人がよく旅をしていた。その影響で、私も北海道から九州まで日本全国を巡るようになった。これがスタート地点だった」(杉山氏)。すでに高校生時代から無類の旅好きになっていた。
20歳のころに旅行会社で添乗員のアルバイトを経験し、その後に旅行会社に勤めた。業界の荒波に揉まれ、40歳手前に「自分の足で立てる」と独立を思い立つ。社名は40歳ちょうどに設立したことで「ジャスト」と名付けた。がむしゃらに走り抜け、今年に会社は20周年、杉山氏は還暦を迎えた。
「節目節目に会社がステップアップするような人材を得ることができた」と振り返る。これも人の縁だと話す。杉山氏の人柄なのだろうか。社内の営業マン2人は20年近く勤め、各方面へのパイプは太い。「(仕事やノウハウを)蓄積して会社に還元してもらうことが、伸びていくためにも重要だった」という。
一方、旅行業界で酸いも甘いも経験してきたが「昔が良かったと言っていても始まらない」と強調する。「変えたくはなくても、変えていかなければならない。お客様の色をよくみて、会社のあり方を変化させることが必要だ」と力を込める。
変化の1つとして、旅行業登録を3種から2種に変えた。手配旅行だけでなく、国内の募集型旅行にも可能性を探る。団体旅行が減り、小口の旅行が増えてきた流れに対応していく。
妻であり専務の豊子氏は「業界がぱっとしない時代だからこそ、小さな会社ですが、なにかを変えなければ」と代表と想いは同じ。杉山代表は「この人の存在は大きい」と笑顔で語る。
ただ変えない考えもある。バスの車内販売は行わない。「利益の一環だが、利益を追い求め過ぎるとサービスが悪くなる。利益だけを考えてきていたら、今はない」。
だからこそ「商品ではなく、人を買ってもらう」と、武器は培ってきた安心と信頼だ。「お客様とも付き合いが長い。ただ安いだけではいけない。納得してもらえるだけのものを提供していきたい」。これからの20年に向け、意気込む表情は明るい。
久しぶりに業界の方の記事で、嬉しい限りです!大変でしょうが、楽しみながら頑張って下さい!