旅の書き手を表彰する「第12回トラベルライティングアワード」開かれる
2018年12月13日(木) 配信
立教大学観光学部舛谷鋭研究室はこのほど、新座キャンパス(埼玉県)で「第12回トラベルライティングアワード」の発表会を行った。最優秀作品は、翼の王国2017年2月号に掲載されたインド「トイ・トレインが行く!」(文・柏木光大郎、写真・阿部雄介)が選ばれた。
「トラベルライティングアワード」は、日本では書き手としての固有性が低いトラベルライターを奨励するために行われている。今年は、17年中に発行された日本語の機内誌、車内誌15誌184作品を対象に審査。同プロジェクト担当の観光学部生が優秀作品候補5本に絞り、研究室の学生全員による投票で最優秀作品を選出した。
舛谷教授は、「トラベルライティングアワードの受賞者のなかから、別の賞にも選ばれる人や、書籍を出版した人も出始めている。開始から12年が経ち、観光について学んでいる学生と専門家の評価が一致するようになってきた」と語った。
「トラベルライティング」の講義で提出された学生たちの優れた作品を選び、表彰する学生奨励賞も発表した。大隅一志氏(旅の図書館副館長)ら奨励賞選考委員会が、最終選考を行った。
最優秀賞は、谷頭ひかりさん(交流文化学科3年)の「星が教えてくれたこと」が受賞した。優秀賞は中村由依さん(同)の「破り捨てられた西洋」と、杉山大河さん(映像身体学科3年)の「“神は死んだ”」の2作品が選ばれた。