国際観光施設協会 狭い空間でも使用可能な電動車イスを考案
2019年1月7日(月) 配信
国際観光施設協会(鈴木裕会長)のホテル&リゾート分科会はこのほど、バリアフリー対応がされていない宿泊施設の客室でも利用できる電動車イスを考案した。回転直径を狭める技術を活用し、狭い場所でも回転できることが特徴で、「障害者が、宿泊施設すべての客室で快適に滞在できるように」と思いを込めた。昇降装置を搭載させることで、高い場所にあるハンガーパイプなども使用できる。
同分科会では「AI(人工知能)と観光」も探求しており、会員企業が提案した安価な「自動搬送機」の製作も進める。厨房から食事処への料理の運搬などを支援し、既存旅館の人手不足の解消をはかりたい考えだ。
昨年12月6日には東京都内で、同協会の忘年懇談会が行われた。鈴木会長は、2月に東京ビッグサイトで開かれる国際ホテル・レストランショーで、同分科会活動の中間報告を行うと報告。「ぜひ参加してほしい」と呼び掛けた。