ブッキング・ドットコム、「2019年に注目すべき旅行先10選」発表 おすすめ宿泊施設も
2019年1月11日(金) 配信
ブッキング・ドットコム・ジャパン(アダム・ブラウンステイン代表)はこのほど、今最も予約数の伸び率が高い目的地を調査し、「2019年に注目すべき旅行先10選」として発表した(*1)。 壮大な砂漠や赤茶色の渓谷が広がるワディ・ラム(ヨルダン)や、「千の丘の国」と呼ばれるルワンダ、インドネシアの秘島ヌサ・ペニダ島など、非日常を味わうことができる個性豊かなスポットが選ばれた。
一方、同社は昨年、日本を含む世界27カ国2万人以上を対象にした旅行意識動向などの調査を行った。これによると、海外旅行者の45%が「19年の旅行は18年より冒険的な目的地を選びたい」と答えた。
とくに18~34歳のミレニアル世代では58%にまで割合は増し、「19年は友人が訪れたことのない場所へ行きたい」と感じている人は半数(51%)を超えた。25~34歳をみると、「より旅行に有給休暇を充てる予定」が60%で、旅行に合わせて有給休暇を取得することが多いことが分かった。
国内では19年から有給休暇取得が義務化となることや、「5月の大型連休は例年よりも長期となることから『プラチナウィーク』とも称されている」(同社)と、19年は例年に比べ旅行需要が高まるとみる。
以下、2019年注目すべき旅行先10選と、同社おすすめの宿泊施設も併記している。
□ワディ・ラム(ヨルダン)
ヨルダンのワディ・ラムは多くの超大作映画の舞台にもなり、荒野と砂漠が広がる一帯。壮大な砂岩の山々に赤色の峡谷、見事な先史時代の岩々が織りなす風景は圧巻で、完全な自然のなかで過ごすことができるという。同社の旅行者によると、ワディ・ラムのおすすめポイントは、「素晴らしい日没と天体観測、そして砂漠」だという。
おすすめの宿泊施設:メモリーズ・アイシャ・ラグジュアリー・キャンプ
「究極の砂漠体験にぴったりの宿。洗練されたデザインの建物からは山の景色が一望でき、天体観測にも最適です。ほかでは見ることのできない景色だけでなく、美味しい料理を提供するレストランもあり、朝食はすべての食事制限に対応しています」(同社)。
□サマルカンド(ウズベキスタン)
ウズベキスタンのサマルカンドは古代シルクロードで最も栄えたとされ、中央アジアで継続的に人が居住していた最古の街の1つであり、数百年にわたり世界の文化の中心地となってきた。
街は世界遺産に登録されている中世の建築物や記念碑であふれている。なかでも有名なのは、世界で最も美しい広場ランキングに入っているレギスタン広場。広場全体がモザイクで彩られ、金箔とカリグラフィーの装飾が施されている。同社の旅行者によると、サマルカンドのおすすめポイントは、「古代遺跡と建築物、そして歴史」だという。
おすすめの宿泊施設:ジャハーンギール・ホテル
「ホテルでは伝統的なウズベキスタン料理を楽しめるだけでなく、すべてのお部屋に伝統の織物『スザニ』が飾られています」(同社)。
□バラカル(メキシコ)
メキシコのバラカルはその美しい湖から「モルディブに次ぐ場所」と称され、七色の湖として有名な美しい自然に包まれた場所。澄み切った淡水と白い砂浜の湖は、ターコイズブルーの輝きを放ち、ダイビングやシュノーケリングに人気がある。
湖岸には小さな漁師の家が点在し、そこで食べられるシーフードもバラカルの人気ポイントの1つ。同社の旅行者によると、バラカルのおすすめポイントは、「スイミングとリラクゼーション、そして静寂」だという。
おすすめの宿泊施設:七色の湖の側にあるホテル・アイレス・バラカル
「すべてのお部屋からメキシコで2番目に大きいこの淡水湖を望むことができます。朝ごはんはビュッフェ形式で、伝統的なメキシコ料理のチラキレスも食べることができます」(同社)。
□ワルザザート(モロッコ)
サハラ砂漠への入り口として知られるワルザザート。モロッコの美しきアトラス山脈の南側に位置する街で、アイット・ベン・バドゥ(要塞村)で知られている。
古代カサバへも近く、「この地域を探検するなら、四輪バイクで砂埃が舞う道を走るのがおすすめ」(同社)という。映画やテレビドラマの撮影地にも選ばれ、地元映画スタジオを見学することもできる。
おすすめの宿泊施設:リアド・ワルザザート
「ワルザザート中心部に位置するカサバ式のリアドで、伝統的なモロッコ式装飾が施されたスタイリッシュな部屋には、郷土料理を楽しめる屋外テラスが付いています。夜には、ラウンジエリアでゆったりと過ごすこともできます。施設内にはツアーデスクもあり、地元の観光ツアーへの参加を計画することもできます」(同社)。
□パロミノ(コロンビア)
ビーチ沿いにあるパロミノは、コロンビアに行くなら必ず立ち寄るべき町の一つ。旅行者は多くのアクティビティを楽しむことができる。カリブ海に面した綺麗なビーチでは、サーフィンや日光浴はもちろん、猿やオオハシなどの野生動物観察も楽しめるという。
パロミノ川ではチューブに乗ってカリブ海までの川下りをする「チュービング」にも挑戦できる。
おすすめの宿泊施設:カーサ・デル・パヴォ・リアル・ブティック・ホステル
「モダン・ラグジュアリーな空間をバックパッカー価格で提供しています。ビーチからわずか徒歩5分の魅力的なホステルには、屋外プール、庭園、レストラン、テラスに共用ラウンジまでそろっています」(同社)。
□メスティア(ジョージア)
ジョージアの北西に位置するメスティアは、海抜1500㍍の高地に位置している。歴史好きの旅行者は、地元の歴史と文化に浸れるスヴァネティ歴史民俗博物館、アクティビティ好きの旅行者には、コーカサス山脈の傾斜地を登り、チャラーディ氷河を目指すハイキングコースや、ウシュバ山の麓にある湖の絶景を望みながら歩くコースがおすすめ。
地元のスヴァン料理は、ミートパイ「クブダリ」やチーズ入りマッシュポテトの「タシュミジャビ」など、食通をうならせる料理も多いという。
おすすめの宿泊施設:カーサ・デル・パヴォ・リアル・ブティック・ホステル
「雪山への入り口として、スキー収納スペースも完備しています。お得に泊まれる設備も整ったアパートメントには、専用バスルームと居心地の良いリビングルームも用意されています」(同社)。
□キガリ(ルワンダ)
「千の丘の国」と呼ばれるルワンダは近年訪れやすくなり、世界中から旅行者が集まっている。とくに火山国立公園に生息するマウンテン・ゴリラ見物が人気。キガリはアフリカ全土でもっとも安全かつ魅力的な首都とされ、ここ10年の経済成長は目を見張るものがある。
充実した食文化ににぎわう市場、楽しいナイトライフまでそろっている。同社の旅行者によると、キガリのおすすめポイントは、「親切な人々ときれいな通り、そして文化」だという。
おすすめの宿泊施設:ピリ・ピリ・ブティック・ホテル
「スタイリッシュなアパートメントで、美しい景色と屋外プールのほか、郷土料理からインターナショナル料理まで提供する施設内レストランもあります。スーパーマーケットやイェゴ・アーツスタジオ、ニャルタラマ・テニスクラブからも近いです」(同社)。
□レーワルデン(オランダ)
レーワルデンは、オランダのゆったりした空気が流れ、博物館やショッピングエリア、グルメスポットも多い街。町は自転車で簡単に回ることができ、フリース博物館でフリースランド州の秘宝について学んだり、レーワルデンの斜塔を見学したり、ブームスマ博物館にある家族経営の蒸留所で地元のお酒を試飲など、さまざまな場所に気軽に遊びにいくことができる。
おすすめの宿泊施設:シティ・センター・デ・ローゼンブーム
「 17世紀の記念建造物内にあり、オルデホーフェ斜塔と陶器博物館を望むことができます。わずか100㍍圏内には、散歩にぴったりのプリンセス庭園やハーモニー劇場、数々のお店やレストラン、バーがあります」(同社)。
□クサミル(アルバニア)
南アルバニアにあるクサミルは、美しいビーチのある隠れた秘宝ともいえる町だという。湧き出る水によってできる泡が目のように見えることからブルーアイと呼ばれるシリカルタや、世界遺産に登録されている都市遺跡のブトリントがあり、観光に出かけるのもいい。
おすすめの宿泊施設:ホテル・ミラ・マーレ
「ビーチから徒歩1分のところにあり、海または山の景色が望めるテラス付きのお部屋を提供しています。自炊したい人はキッチン設備も利用できます。親切なスタッフもいるのでブトリント国立公園など、近場の観光地までの小旅行の計画もおすすめです」(同社)
□ヌサ・ペニダ島(インドネシア)
インドネシアといえば、ギリ島やバリ島をはじめとする人気スポットを訪れる旅行者が多いため、ヌサ・ペニダ島は未だあまり知られていない穴場スポット。ヌサ・ペニダ島はバリ島の南西に位置し、人の手がほとんどつけられていない景観が残っている。
ダイビングに挑戦したり、ギリ・プトゥリ洞窟寺院やエンジェル・ビラボン(天使の水溜まり)といった自然が織りなす不思議な造形を楽しむことができる。
おすすめの宿泊施設:カベ・ジャティ・ガーデン・ヴィラ・アンド・レストラン
「敷地内にアジア料理とアメリカ料理を提供するレストランがあり、居心地良く滞在することができます。山の上にあるので、島の景色が360度見渡せ、ビーチや地元の港までも車ですぐに行くことができます」(同社)。
* 調査はブッキング・ドットコムによって、 2016~2017年と2017年~2018年の9月から翌8月に行われた海外旅行予約数の比較(国内旅行者を除く)を対象に実施。選ばれた目的地は、前年比で最も伸び率の高かった場所で、過去1年間に少なくとも1万件の予約があった場所にかぎる