「小型電動車イス」と「自動搬送機(AIロボット)」が目玉 国際観光施設協会、ホテレスにブース出展
2019年2月15日(金) 配信
国際観光施設協会(鈴木裕会長)は2月19(火)~22日(金)、東京ビッグサイトで行われる「国際ホテル・レストランショー」にブースを出展する。総合テーマに「日本のこころ」を掲げ、協会の1年間の活動成果を発表。ホテル&リゾート分科会が試作した「小型電動車イス」と「自動搬送機(AIロボット)」のデモンストレーションも行われる。
「小型電動車イス」は、同分科会が探求する「ユニバーサル客室の研究」のなかから生まれた。回転直径を狭める技術を活用し、狭い場所でも回転できることが特徴で、「障害者が、宿泊施設すべての客室で快適滞在できるように」との思いを込めた。
自動搬送機(AIロボット)は、中小規模の旅館の人手不足を解消させるために研究が進められている。厨房から食堂への料理の運搬などを支援する。普及しやすいよう安価な価格での実用化を目指す。
同分科会はこのほかに、日本の木材活用による循環再生社会を目指す「木づかい運動」を通じて考案した、「Ki―saku」の展示も行う。
また協会は期間中、ホスピタリティデザインセミナーも開き、注目ホテル・旅館の最新事例を通し、開発とデザインの最新潮流にせまる。