秩父鉄道 新ロゴマークと創立120周年記念ロゴマーク決定
2019年2月27日(水) 配信
秩父鉄道(大谷隆男社長、埼玉県熊谷市)はこのほど、2019年11月8日(金)に創立120年を迎えることを記念し、同社の新ロゴマークと創立120周年のロゴマークを制定すると発表した。今年は記念事業として各種イベントを実施予定。
□秩父鉄道「新ロゴマーク」
デザインコンセプト
秩父鉄道の沿線を流れる荒川の色をコーポレートカラーに採用。荒川の流れと水しぶき、長瀞の岩畳をシンプルな図案・色合いで、「秩父の表情」として表現した。「CHICHIBU」の頭文字である「C」をモチーフにしたシンボルマークは、鉄道の「車輪」もイメージさせる。
また、「人の笑顔」も図案に隠され、「喜んでいただく鉄道」を表す。沿線地域の人らと歩んできた鉄道、地域をつなぐ鉄道であり、これからも地域の未来を切り開く鉄道でありたいという思いを込めたロゴマーク。
使用開始日:2019年4月1日(月)から予定
なお、先行して3月2日(土)に誕生するラグビーワールドカップ2019(TM)ラッピングトレインの車体に、新規ロゴマークが使用される。
活用イメージ
□秩父鉄道「創立120周年」記念事業
創立120周年記念ロゴマーク
「えがおをのせて、その先へ」をキャッチフレーズに、秩父鉄道の顔でもある「SLパレオエクスプレス」から笑顔が溢れ出てくるようなデザインとなっている。
□秩父鉄道の社歴
1899(明治32)年11月、「上武鉄道株式会社」として設立し、1901(明治34)年10月、熊谷~寄居間(18・9㌔)が開業。その後、区間が逐次延長され、1930(昭和5)年3月、秩父本線 羽生~三峰口間全線が開業した。1916(大正5)年3月、埼玉県大宮町(現秩父市)が秩父町に名称変更されたため、社名も「秩父鉄道株式会社」に改称した。
現在は、秩父本線 羽生~三峰口間(71・7キロ)と貨物専用の三ヶ尻線 武川~熊谷貨物ターミナル間(7・6㌔)から成り、営業㌔79・3キロは地方民鉄の中ではトップクラス。沿線は寄居を境に、東は関東平野、西は秩父盆地と、平野部と山間部の2つの顔を持つ。
1988(昭和63)年から運行を開始した「SLパレオエクスプレス」は、都心から日帰りでも利用できる観光列車として2017(平成29)年度に運行30周年を迎え、沿線地域や企業との連携イベントなどで他のSL列車にはない話題作りに努めている。「長瀞ラインくだり」や「宝登山小動物公園」など、長瀞地域の観光施設を運営するほか、沿線地域を中心とした不動産事業も展開している。