小浜市の分散型ホテルが2カ国語HPを開設
2019年3月1日(金) 配信
福井県小浜市の古民家を再生した分散型ホテル「OBAMA MACHIYA STAY」を運営するまちづくり小浜(おばま観光局、東武雄社長、福井県小浜市)はこのほど、日・英2カ国語のホームページを開設した。2019年度内に「OBAMA MACHIYA STAY」ブランドの宿泊施設2棟、20年に1棟の追加を予定しており、分散型ホテルなど古民家再生プロジェクトを一層推進していく。
昨年京都にオープンした「ENSO ANGO」など、近年日本でも現れ始めた分散型ホテルは、町全体を宿泊施設とみなすもの。統一されたブランドイメージのもと、街に残る古民家などをリノベーションする場合が多い。
OBAMA MACHIYA STAYのコンセプトは、「京料理を育んだ湊町で暮らすように泊まる」。飛鳥・奈良時代から大陸と都をつなぐ日本海の玄関口として栄えた福井県小浜市は、皇室や朝廷に海の幸を献上する「御食国(みけつくに)」と呼ばれ、都の食文化の発展に貢献してきた。
また、小浜の湊町は、「鯖街道」を通じて京都の影響を色濃く受けた町家が立ち並び、歴史を受け継ぐ建物には趣のあるゆったりとした時間が流れている。同社は「この宿を起点に、伝統と風情ある町並みを身近に触れながら、たおやかな若狭湾の海岸を散策し、豊富で新鮮な海の幸を堪能することで、ゆったりと流れる「小浜時間」を感じてほしい」とコメントしている。
□OBAMA MACHIYA STAY
■三丁町ながた棟
明治初期の茶屋町の風情を堪能できる旧料亭の町家の宿。かつては芸妓を呼び、宴会や接待でにぎわっていた。当時の職人が腕をふるい、凝った意匠や造作が特徴的な趣にあるつくり。
料金 :5,000円~15,000円/1人(朝食は別途1人1,100円)
受付人数:1~8人
客室 :桜の間(7.5畳)、竹の間(4.5畳)、紅の間(5.5畳)
その他 :アメニティー完備
■三丁町さのや棟
スーペリアタイプの町家ステイとして、洗練された快適な寝心地を提供する寝具やスイートルームのようなガーデンビューのバスルームなど、和モダンの雰囲気がある宿。女性に嬉しいアメニティーをそろえる。
料金 :10,000円~19,000円/1人(朝食は近隣提携ホテルで別途1人1,200円)
受付人数:1~6人
客室 :セミダブルベッド2台、シングルベッド2台、お布団2組
その他 :基本アメニティーに加え、バスソルト・あぶらとり紙・Q10フェイスパックなど女性に嬉しいアメニティーをご用意しております。朝食会場はホテルアーバンポート花椿様となっております。1F入り口には、小浜・福井の名産品を揃えたshopが隣接。
■丹後街道たにぐち棟
重要伝統的建造物群保存地区に隣接し、旧丹後街道沿いに建つ築90年の町家。玄関から続く土間、縁側から眺める中庭が心地よい昔の雰囲気を味わえる。広々とした土間キッチンを備え、大人数での利用におすすめの宿。
料金 :5,000円~15,000円/1人(朝食は別途1人1,200円)
受付人数:1~11人
客室 :1階 愛宕の間(8畳)、2階 後瀬の間(17畳)
その他 :基本アメニティー完備。朝食会場はホテルアーバンポート花椿。