日和山海岸ミュージアムが4月25日オープン 城崎マリンワールド
2019年3月5日(火) 配信
兵庫県豊岡市の城崎マリンワールドに4月25日、新施設「日和山(ひよりやま)海岸ミュージアム」がオープンする=写真。
マリンワールドを運営する日和山観光が7億円を投じ、園内にあった施設「アクアパレス」跡地に、鉄筋コンクリート造・一部2階建ての建物を新築する。延床面積は640平方㍍。
新施設では、海の動物や魚など約300種、7千もの生命を抱えるマリンワールドとしてのさまざまな取り組みを発信する。3つのゾーンで構成し、そのうち「企業メッセージゾーン」では、繁殖プロジェクトの取り組みや出産への環境づくりを紹介するほか、飼育員がその場で書いた出産までの記録ノートなども公開する。
「地域メッセージゾーン」は、地域が取り組む「コウノトリの野生復帰プロジェクト」について、幅25㍍・高さ5㍍の壁面に映像を上映し、その取り組みを発信。
世界ジオパークに認定されている山陰海岸ジオパークの恵みを体感できるのが「GEOPARKゾーン」。2万年前の地層から湧出する「化石水」とも呼ばれる日和山温泉を引く長さ12㍍の足湯を設置する。日和山海岸を一望するなど眺望も抜群という。同じく海岸の景色を望む“SORAGARDEN”や、四季折々の写真などを展示するギャラリーも備わる。
また、イルカ繁殖プールも屋外にあり、繁殖時期や出産後などにイルカの公開なども予定する。