廃校をリノベーションした「大雪かみかわ ヌクモ」 今夏、北海道・大雪山の麓に誕生
2019年3月6日(水) 配信
2019年夏、大雪山の麓にある北海道上川町に廃校になった小学校をリノベーションした新施設「大雪かみかわ ヌクモ」がオープンする。
旧東雲小学校の「雲(くも)」を再生した施設。地元住民と移住者、観光客との「温もりあふれる」交流の場を目指したいという思いを施設名に込めた。一番の特徴は“共創”をテーマにした教育的プロジェクトを推進する、チームラボキッズによる「あそぶ!天才プログラミング」の導入だ。オープン予定は2019年8月、入場は無料(一部有料エリアもある)。
絵かき用紙に描いた絵が3Dになって動き出し、プログラミングもできるデジタルアート作品は、国内初の常設展示となる。展示だけでなく週末や夏休みにはワークショップもずい時実施する。併設のカフェスペースでは、地元食材を使ったコーヒーやオリジナルスイーツなども楽しめる。小さな子供が安心して楽しめるプレイルームや、地域の人たちが自由に使えるコミュニティスペースもあり、世代を問わず楽しめる。
新施設建設は移住定住を促す事業「カミカワークプロジェクト」の一環。廃校を改装し、実践型の研修施設を整備することで、地方での起業や就業を目指す人の移住を促進していく。カミカワークプロジェクトで募集するプロデューサー(地域おこし協力隊)が、このヌクモで活動していく。スイーツの開発やカフェの運営、教育プログラムの提供などを通じ、起業に向けた実践的な活動を行うと同時に、雇用を生むことで町への移住者増加を目指す。
層雲峡温泉を訪れる観光客にも、本施設を含め「大雪 森のガーデン」や「上川大雪酒造」へ立ち寄ってもらう事で上川町の魅力を再発見してもらい、着地型ツアーへの参加を促していく。
□4つの機能を持つ複合施設
<体験スペース>
チームラボ社が開発した子供向けデジタルプログラム「あそぶ!天才プログラミング」を導入。チームラボとして北海道初の常設展示となる。子供たちが自由に遊ぶことのできるプレイスペースで、週末や夏休みなどを中心に体験型ワークショップをずい時開催予定。
<カフェスペース>
上川町の自然が育んだ美味しい食材と、上川町の自然を体感してもらうコミュニティカフェ。テイクアウトもできる。
<スイーツ開発工房>
地元農産物などを使用したスイーツ(お土産)の開発・製造。
<コミュニティスペース>
町民が自由に使えるフリースペース。
□大雪かみかわ ヌクモ
住所:〒078-1731 北海道上川郡上川町字東雲139-5
アクセス:JR東雲駅から徒歩6分、JR上川駅から車で10分
旭川紋別自動車道 上川層雲峡ICから車で6分