リゾートテレワークで「仕事」と「休暇」を両立 長野県がフォーラム開く
2019年3月6日(水) 配信
長野県は3月1日(金)、東京都内で「信州リゾートテレワークフォーラム」を開いた。リゾート地で一定期間「仕事」と「休暇」を両立する新たなライフスタイルの場を提供する「リゾートテレワーク」を通じ、都市部からの新たな人の流れの創出と、地域活性化をはかる。「信州リゾートテレワーク」は、同県のリゾートエリアに一定期間滞在しながらテレワークが行える環境を実現するための事業。豊かな自然環境で過ごす休暇と、創造性が発揮できる仕事を両立できるため、社員の有給休暇取得などの働き方改革や、生産性の向上およびストレス軽減などが期待できるとする。
長野県の阿部守一知事は、「リゾート地で心豊かな時間を過ごしながら働く、自分の人生をより充実させたものにしながら働くライフスタイルを追求したい。新しい時代の働き方、生き方として、リゾートテレワークを一緒につくり上げ、広げていくパートナーになっていただきたい」と参加者に呼び掛けた。
基調講演を行ったNTTコミュニケーションズ経営企画部、ビジネスイノベーション推進室の湊大空氏は、専門性や創造性が必要とされる仕事は、AIが代替できないと説明した。そのうえで、「創造的な成果物は、コミュニケーションや情報収集によって得た知識を、自身で深化させることで生まれる」と語り、仕事に集中できる静かな場所の必要性を強調。知識を深化させ、新しいアイディアを生むための場所として、リゾート地が適していると語った。
グーグル・クラウドジャパン合同会社の阿部伸一氏は、「働く場所やワークスタイルを決めるのではなく、新しい場所に出掛け、新しい人に出会うことで、アイディアを生み出したり、コラボレーションしたりすることが重要。リゾートテレワークに主体性をもって取り組むことで、さまざまなおもしろいことができる」と参加者にPRした。
また会場では、モデル地域となっている茅野市と軽井沢町、白馬村が、これまでに行ってきた体験イベントの成果などを報告した。
7月18日「ワーケーション・スタートアップ!フォーラム」を大手町プレイスで開催しますので、取材していただければ幸いです。
イベント詳細https://japan-telework.or.jp/event/workation-start-up-entry/