「変なホテル」関西地区に続々と 3カ月連続でオープン
2019年3月8日(金) 配信
HIS(エイチ・アイ・エス)グループの「変なホテル」が関西地区に続々と開業している。今年2月に関西地区一軒目の「変なホテル大阪 心斎橋」がオープンした。3月14日(木)には西心斎橋、4月に京都と3カ月連続で営業を開始する。さらに「変なホテル 関西空港(仮)」で今年11月の完成に向けて準備が進められている。外国人旅行者が大挙して訪れる関西地区で、ほかにはないコンセプトを武器に市場拡大をはかる。
3月14日に開業する西心斎橋の変なホテルは、日本初のロボホンルームを設ける。客室にあるロボホンが旅行者に館内情報や観光情報を案内する。今後は空調やテレビの操作、フロントへの連絡など機能を充実化させる。京都では「文化と歴史」を織り交ぜた京都らしさを表現。関空では離着陸する飛行機を大浴場で眺められるようにする。
観光庁によると、2018年における外国人延べ宿泊者数の都道府県別順位で、大阪は19・0%増の1389万人泊で2位につけた。上位5位のなかでは最も高い伸び率だった。昨年は自然災害の影響で一時期下振れしたが、外国人旅行者は回復基調にあり、勢いがある。
同社は今後の展開について、「関西らしい地域特性を生かしたエンターテインメントと最新技術のロボットやシステムを活用していく。生産性を向上させた世界一のローコストオペレーションの実現を目指す」と意気込む。