「着物」をイメージ オープントップバス「VIP VIEW TOUR」の運行を開始
2019年3月28日(木) 配信
平成エンタープライズ(田倉貴弥代表、埼玉県富士見市)は3月29日(金)、2階建てオープントップバス「VIP VIEW TOUR」の運行を開始する。インバウンドをターゲットとし、デザインは「着物」をイメージ。御所車や扇子、和傘、手鞠など和のモチーフをあしらった。
オープントップバスは、天井(屋根)がなく、空を眺めながら街並を観覧できるのが最大の魅力。レインボーブリッジやお台場の海沿いの景色と、東京タワーや銀座など街の景色の両方が楽しめる「ベイコース」と、皇居や、東京ミッドタウン、東京タワー、銀座などの東京の名所を巡る「シティコース」の2本を用意した。どちらも東京駅発着で、「シティコース」では、電車のガード下をバスの高さギリギリですり抜けていくドキドキ感と、春の桜が目玉だ。
車内では、日本語、英語、中国語の3カ国語に対応した自動音声ガイドシステムを導入し、観光案内を行う。同システムは、受信機が走行するバスのGPS位置情報を捕捉し、その地点の観光情報を自動配信する。同社の外国人スタッフも、ガイドシナリオの作成に関わっており、今後も対応言語数を増やしていく。
3月28日(木)、東京都内で運行記念パーティが行われ、田倉代表がVIP VIEW TOURを同社のホテル事業や高速バス事業などと連動させる考えを示した。そのうえで、「今後、インバウンド向けの着地型旅行商品を多く提供していく」と決意を述べた。
バスの担当者である旅行部インバウンド事業課の阿部和美氏は、「オープントップバスをもう1台導入し、大阪で運行させる予定がある」とし、「東京と大阪の景色を楽しんでもらうとともに、インバウンド需要を取り込みたい」と今後の展望を語った。