成田国際空港、中期経営計画策定 未来の首都圏需要を支える空港となるための課題解決をはかる
2019年4月4日(木) 配信
成田国際空港(NAA、夏目誠社長)はこのほど、 2019~21年度の中期経営計画を策定した。今後3カ年を現在進める空港の機能強化を通じ、未来の首都圏需要を支える空港となるための課題解決をはかる期間に位置付け。航空機発着回数は、18年度から約7・4%増の27万5千回。航空旅客数は同7・9%増の4650万人、LCC(格安航空会社)のシェアは、37・5%を目標に掲げた。
中経の主要テーマは①激化する空港間競争への挑戦②徹底したお客様第一主義③デジタル・イノベーション――の3つ。ファストトラベルの推進や空港アクセスの利便性強化など、現在進めている機能強化を着実に進めていく。併せて、20年に開催される東京オリンピック・パラリンピック大会の開催を空港発展、飛躍のチャンスと捉え、ユニバーサルデザインの充実など現在進めている取り組み成果をレガシーとして残し、空港の価値向上につなげる。
□アジアのリーディングエアポートとしての地位を確立へ
NAAは、2030年後半までの長期経営構想も示した。現在進めているB滑走路の延伸と、C滑走路の建設、夜間飛行制限の緩和を実現させることで競争力を高め、増大する首都圏航空需要に適切に対応する。そのうえで、日本のゲートウェイ、アジアのリーディングエアポートとしての地位を確立させる方針だ。30年代後半までを、B滑走路の延伸とC滑走路建設を行う第1段階と、需要動向を踏まえて第4ターミナルの建設や商業エリアの拡大などをはかる第2段階に分け、機能強化を推進する。(移行時期は、状況によって変動する)。
発着回数目標は、30年度までに40万回、30年代後半には50万回達成を掲げる。また、航空旅客数は、30年ごろに6千万人、30年代後半には7500万人を目指す。
LCC就航割合は、引き続き増加が見込まれる東アジア近距離路線の伸びと、成田発着のLCC各社の増便計画などを踏まえ、50%以上に設定した。