test

城崎温泉 西村屋「さんぽう西村屋 本店」をグランドオープン

2019年4月5日
営業部:鈴木 克範

2019年4月5日(金) 配信

兵庫県城崎温泉の老舗旅館・西村屋は4月3日(水)、温泉街で食事や買い物が楽しめる「さんぽう西村屋 本店」を開業した。

 西村屋は開湯1300年の歴史を持つ関西屈指の温泉地「城崎温泉」で、遡ること150年余り江戸安政年間に創業、長年この地で多くの宿泊客を迎えてきた。

 城崎温泉のある但馬は、北は日本海を臨み、南は兵庫県最高峰の氷ノ山をはじめとする山々を抱いている。ブランド和牛のルーツと言われる但馬牛、津居山(ついやま)港や紫山港など地元で水揚げされる松葉カニ、自然との共生を掲げて取り組んできた滋味深い農産物など、山海の幸と四季折々の自然の恵みを享受して豊かな食文化を紡いできた。

 「さんぽう西村屋 本店」では、但馬地方を中心に京丹後、丹波、播州などの生産者とともに、この地方で大事に育まれてきた食材を取りそろえ、但馬の豊かな風土を感じられる食を発信していく。

 「さんぽう」の名は、西村屋の心のルーツである「三方良し」の精神に加え、地域の氏神様であり、湯宿の火と竈の守り神として長らくこの温泉地を守る三宝荒神への感謝の心を表した。三宝荒神は火と浄化、清浄を司る神様で、現在も店舗隣にある三柱神社に祀られている。

 「さんぽう西村屋 本店」は3つのセクションから構成される。お客の目の前で調理するというライブ感溢れる和食レストラン「さんぽう ダイニング」、西村屋が製造・開発したさんぽうオリジナルブランドのほか、厳しい眼でセレクトした地元の魅力溢れる商品を取り揃えた「さんぽう ギフト」、そして外湯めぐりの合間にスナックブッフェを楽しめる「さんぽう サロン」。美食の贅をたん能し日常から離れて旅情にひたり、時にかつてこの地で執筆活動に勤しんだ文豪たちに想いを馳せるなど、城崎ならではのくつろぎのひとときを過ごせる。

さんぽう ダイニング

 吹き抜けの店舗中央に囲炉裏を据えたレストランダイニング。目の前で料理人が但馬の食材を調理する。素材本来の味を引き出すこだわりの炭火で、それぞれの素材の個性に合わせた繊細な火入れによって、食材をベストな状態で提供する。料理は、旬の食材を最も美味しい状態で提供するため、おまかせコースを中心に季節のアラカルトを用意する。

食材
 但馬の伝統と食文化を伝え紡いでいくために、食材は可能な限り地域の生産者の顔が見える素材を厳選している。生産者の想いに寄り添い、環境と風土の力を生かす自然農法で育てた地野菜や古代米の赤米、黒米、日本古来の在来品種である赤花蕎麦など、この地ならではの伝統食材をふんだんに取り入れたメニューを取り揃える。さらに訪日外国人の増加などで年々需要の高まりをみせる、地元食材を使ったグルテンフリーの精進菜食コース(ヴィーガン対応)も用意する。

コースについて
 各コースは旬の食材をふんだんに取り入れている。野菜は優しく柔和な風味が特徴の但馬「なかつかさファーム」と、芳香で濃厚な味わいあふれる丹後「自然耕房あおき」の丹精込めて育てられたオーガニック野菜を使用。それら野菜の魅力を存分に生かした料理を提供する。全てのコースで、日本古来の固有原種である「赤花蕎麦」を使用した自家製の十割手打ち蕎麦を楽しめる。 精進菜食コース(ヴィーガン対応)では、地元豆腐店の出来立て湯葉豆腐など、地域の新鮮な精進食材を使用する。

精進菜食 <三柱>みはしら 8,000円(税別)
 旬の地野菜を使った低カロリーで体に優しいグルテンフリーの野菜食コース
 前菜|膾|吸物|焼物|温物|飯物|甘味

但馬の恵み <望郷>ぼうきょう  6,000円(税別)
 炭火で香ばしく焼き上げた但馬の鶏と、滋味深い季節の地野菜のコース
 前菜|お造り|椀物|魚料理|肉料理|飯物|甘味

但馬牛炭火と旬菜 <澄明>ちょうめい  8,000円(税別)
 囲炉裏炭火で繊細に火入れした但馬牛赤身肉と、旬の焼き野菜のコース
 前菜|お造り|椀物|魚料理|肉料理|飯物|甘味

おまかせ <宝珠>ほうじゅ 12,000円(税別)
 但馬牛希少部位や地野菜、海の幸など、その日の最高の食材を使った贅沢コース
 前菜|椀物|お造り|魚料理|箸休|肉料理|飯物|甘味

※土・日はランチメニューも用意する。

さんぽう ギフト

 さんぽう西村屋がプロデュースするギフトストア。食品から工芸品に至るまで、地元産にとことんこだわった品揃えだ。スライスした但馬牛を但馬の老舗醤油蔵、大徳醤油で煮た「但馬牛しぐれ煮」や、紅ずわい蟹に朝倉山椒の風味を効かせた「朝倉山椒と紅ずわい 蟹山椒」などのご飯のお供から、オープンに際し本店限定品として開発された、但馬の生姜を使った新作パウンドケーキなど、但馬の食材を生かした魅力的な商品を多数取りそろえる。 城崎温泉の伝統工芸品である麦わら細工や、ダイニングでも使用されている出石焼のオリジナル食器など、地元で受け継がれてきた伝統工芸品の数々も購入できる。

さんぽう サロン

 城崎温泉は志賀直哉をはじめ多くの文豪に愛された町。 2階には、そんな文学とゆかりの深い城崎温泉で、外湯めぐりの合間に手紙をしたためることができるレターラウンジをはじめ、但馬の美しい風景を収めたフォトギャラリー、軽い飲食が楽しめるスナックブッフェを用意している。

※席料は1人 2,000円(税別)
 スナックブッフェ・ドリンク・アルコールなどの料金含む

施設概要

営業時間:
 ギフトショップ/サロン 午前10:00-午後11:00
 ダイニング
  ランチ  午前11:00-午後 2:30(L.O.午後1:30)※土・日のみ
  ディナー 午後 6:00-午後11:00(L.O.午後9:30)
定休日: 水曜日

さんぽう西村屋 本店

住所:〒669-6101 兵庫県豊岡市城崎町湯島463-2
TEL: 0796-32-4680(予約専用ダイヤル: 0796-32-4895)

いいね・フォローして最新記事をチェック

コメント受付中
この記事への意見や感想をどうぞ!

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

PAGE
TOP

旅行新聞ホームページ掲載の記事・写真などのコンテンツ、出版物等の著作物の無断転載を禁じます。