ANAが最新鋭機「787-10型機」受領 4月26日(金)から運航開始
2019年4月9日(火) 配信
ANA(全日本空輸)は3月29日(金)、最新鋭機「ボーイング787-10型機」を日本の航空会社で初めて受領した。これにより、ANAはアジアで初めて787型機の全3機種を保有する航空会社となった。4月26日(金)に成田―シンガポール線で運航を開始、7月1日(月)から成田―バンコク線に投入する。
今回の787-10型機は、787シリーズで最長の全長68.3㍍で、座席数294席の国際線仕様。プレミアムエコノミーとエコノミークラスは新シートを導入し、ヘッドレストは6方向に調整ができる。座席モニターはクラス世界最大級のタッチパネル式パーソナルモニターを装備し、画面はタブレット端末のようなスワイプ式を採用した。対応言語も11言語(日、英、簡体中文、繁体中文、韓、仏、独、スペイン、タイ、インドネシア、ベトナム)に拡充。就航都市の観光やレストラン情報も閲覧できるようにした。
すべてのクラスでより高い居住性や機能性を追求した787-10型機は、2020年度末までに合計3機の受領を予定。順次、東南アジア路線に投入していく。
□ボーイング787-10型機 概要
全長:294席
全長:68.3㍍
全幅:60.1㍍
全高:17.0㍍
巡航速度:時速910㌔㍍
航続距離:11600㌔㍍
最大運用高度:12500㍍
最大離陸重量:242.7㌧
エンジン型式名:Trent 1000
エンジン推力:33,480 ㌔㌘ X 2基
積載燃料量:126㌔㍑
□ビジネスクラス
◆フルフラットシートを互い違いに配置。全座席通路側スタイルを採用
◆18インチのタッチパネル式大型液晶ワイドスクリーン
◆大型テーブル、大型サイドテーブル、PC電源、USBポート装備
□プレミアムエコノミー
◆シートピッチは38インチ(約97㌢㍍)
◆15.6インチのタッチパネル式大型モニター
◆約90度に回転する大型テーブル採用(通路へのアクセスが容易)
◆レッグレスト、フットレスト、PC電源、USBポート装備
◆ヘッドレストは6方向に調整可能
◆小物収納スペースを充実
◆座席配列は、2―3―2
□エコノミークラス
◆最新薄型軽量シート採用
◆シートピッチは34インチ(約86㌢㍍)
◆13.3インチのタッチパネル式大型モニター(最前列は11.6インチ)
◆ヘッドレストは6方向に調整可能
◆PC電源、USBポート装備