JTBが地元企業2社と三浦半島観光案内事業の合意書を締結
2019年4月17日(水) 配信
JTB(髙橋広行社長、東京都品川区)はこのほど、かながわ信用金庫(平松廣司理事長、神奈川県横須賀市)と海運会社のトライアングル(鈴木隆裕社長、神奈川県横須賀市)と三浦半島観光案内事業に関する合意書を締結した。民間の3者が連携して三浦半島の地域活性化を目指すのが狙い。観光資源が豊富な三浦半島を観光客や地域住民に周知させる活動を行っていく。
かながわ信用金庫は、神奈川県を中心に48店舗を展開して、地域密着型の金融機関として地元に根ざした取り組みを行っている。トライアングルは、日米の艦船が見られるクルーズ「YOKOSUKA軍港めぐり」や猿島航路などの旅客船運航事業、海難救助事業などを展開している。
□連携合意の目的
横須賀市をはじめとする三浦半島における地域活性化を目指し、次に掲げる事項について具体的に実施して推進をはかっていく。
(1)地域の根幹的な課題の抽出
(2)観光を中心とした地域活性に資する協業事業の開発
(3)協業事業による三浦半島域内での交流人口の拡大
(4)雇用創出など地域経済への貢献
□具体的な実施事項
類まれな観光資源が多く存在する三浦半島において、その資源を活用し観光客だけでなく地域住民にも広く知れわたるように下記の事項に取り組んでいく。
(1)第二海堡や猿島、走水低砲台等「東京湾要塞」に関する案内人育成
(2)上記(1)に関して必要な研修の実施
(3)旅行会社等からの依頼に関しての案内人の派遣受付
(4)上記(1)に付随するお土産商品の開発・販売
□モニターツアーの実施
「第二海堡&猿島 上陸ツアー」
具体的な実施事項の取り組み内容として、育成した案内人によるモニターツアーを実施する。
・出発日 :2019年4月21日(土) ①午前8:15~午後12:15 ②午後12:15~午後4:45
・旅行代金:大人・子供 4800円 (1人) ※子供:小学校1年生~小学校6年生
・募集人員:各70人 (最少催行人員:各50人)
※東京湾要塞とは
三浦半島は東京湾要塞地帯の中心であり、明治維新以来陸海軍のさまざまな施設が設置された日本の最重要軍事拠点だった。2019年4月から本格的なツアーが始まる第二海堡や年間20万人以上が来訪する無人島・猿島など歴史的遺産物が数多く点在し、見どころの多い観光資源となっている。