日本環境協会 「ホテル・旅館Version2」の認定基準で4社5施設を初認定
2019年4月23日(火) 配信
日本環境協会エコマーク事務局(森嶌昭夫社長、東京都千代田区)は4月19日(金)に、「ホテル・旅館Version2」で、初となる4社、5施設の認定施設が誕生したと発表した。
認定施設は、名古屋観光ホテル(愛知県)とホテルナゴヤキャッスル(愛知県)、キャッスルプラザ(愛知県)、戸田家(三重県)、ホテルグランヴィア(岡山県)だ。従来の「ホテル・旅館Version1」で認定した7施設に加えて、全12施設となった。
□エコマーク「ホテル・旅館Version2」
従来の「ホテル・旅館Version1」の認定基準を全面的に見直し、3月1日(金)に新バージョンとして「ホテル・旅館Version2」が誕生した。新バージョンでは基準項目を6つの評価カテゴリーに分けている。同局は「持続可能な開発目標(SDGs)」などの持続可能性の観点をより一層、明確化し、省エネ・節水などの基本的な環境対策に加えて、食品ロス削減、地域や社会への貢献など多様な取り組みを評価する内容となっている」と説明した。近年高まる、「環境対応」と急増する訪日客や外国人労働者への情報発信の重要性が増したことから改定を行った。同社は「『SDGs』や『パリ協定』などの国際的枠組みがクローズアップされ、国内でも食品ロス対応への要請高まりや、省エネ法のベンチマーク制度の対象にホテル業が追加されたため」という。
□エコマーク商品類型No.503「ホテル・旅館Version2」認定施設一覧
株式会社名古屋観光ホテル (愛知県名古屋市) [認定番号19 503 001]
施設名:名古屋観光ホテル
株式会社ナゴヤキャッスル (愛知県名古屋市) [認定番号19 503 002]
施設名:ホテルナゴヤキャッスル
施設名:キャッスルプラザ http://www.castle.co.jp/plaza/
株式会社戸田家(三重県鳥羽市) [認定番号19 503 003]
施設名:戸田家
株式会社ホテルグランヴィア岡山(岡山県岡山市)[認定番号19 503 004]
施設名:ホテルグランヴィア岡山
□評価カテゴリー
1. おもてなしにおける環境配慮
2. 客室備品・設備の環境配慮
3. 廃棄物削減・リサイクル
4. 省エネルギー
5. 節水
6. 施設運営における全般的な環境配慮
・規模や業態による多種多様な取り組みを評価するため、ポイント制による評価を採用。
・必須項目のすべてと選択項目25㌽以上で認定する。
2㌽以上を満たしたカテゴリーについて、右図のピクトグラムを施設内や宣伝広告に表示し、環境への取り組みを消費者にアピールできる。
認定基準や認定施設の一覧などについては、エコマーク事務局のウェブサイトで公開する。