test

国重文指定の鉄道遺構を歩く 信越本線新線で廃線ウォーク

2019年5月9日
編集部:飯塚 小牧

2019年5月9日(木) 配信

信越本線新線を歩く

 群馬県・安中市観光機構は2018年10月から「信越本線新線をゆく 廃線ウォーク」を実施している。現在は廃線となった信越本線新線の下り線をイベント開催日に限り、特別に歩くことができる。直近では5月19日(日)に廃線ウォークを行う。

 東日本旅客鉄道(JR東日本)が運行していた信越本線新線の横川―軽井沢区間11・2㌔は北陸新幹線の開業により、1997年9月30日に最終運行を迎えた。しかし、旧碓氷峠鉄道施設は国重要文化財に指定され、歴史的価値がある鉄道施設の遺構だ。安中市観光機構はこの語りきれないストーリーや人々の想いを次世代へ伝えるため、廃線ウォークを企画。数カ月にわたり整備を行い、昨秋の紅葉シーズンにイベントを開始した。

廃線ウォークの見どころ

4連アーチが美しいめがね橋

 横川から県境を越える鉄道遺産群を歩く廃線ウォークは、全25個のトンネルを歩いて軽井沢へ向かう。途中の「めがね橋(碓氷第3橋梁)」は1892(明治25)年に完成した、芸術と技術が融合した美しいレンガ造りの4連アーチ橋。川底から高さ31㍍と日本で最大のもの。橋梁は第2から第6まで5基が残っており、すべてレンガ造りで国重要文化財に指定されている。

廃線の線路上で「峠の釜めし」を

 こちらも国重要文化財の旧熊ノ平駅は、普段は立ち入り禁止で歩けない信越本線新線のトンネル群への入り口。廃線の線路上で休憩もできる。

 また、料金には歴史ある駅弁「峠の釜めし」(おぎのや)も含まれており、廃線上の腰かけて味わえるという。

 5月19日の「信越本線下り線踏破!!横川~1号トンネル~18号トンネル~軽井沢」のほか、6月2日(日)には、「プレDC特別キャンペーン特別企画 信越本線新線を行く~廃線ウォーク~」を企画する。参加費はそれぞれ1人6千円。詳細やイベント開催情報は随時ホームページで紹介している。

いいね・フォローして最新記事をチェック

コメント受付中
この記事への意見や感想をどうぞ!

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

PAGE
TOP

旅行新聞ホームページ掲載の記事・写真などのコンテンツ、出版物等の著作物の無断転載を禁じます。