香港の観光客の呼び水に、インバウンド向けフォトウエディング事業開始 TAKAMI BRIDAL
2019年5月21日(火) 配信
海外や国内の挙式、ウエディングドレスなどをプロデュースする総合ブライダル企業の「TAKAMI BRIDAL」(高見重光代表、京都府京都市下京区)は2019年5月20日(月)、結婚式をはじめさまざまなイベントをトータルプロデュースする「Motif Wedding Planning & Event Design(モチーフ ウエディングプランニング アンド イベントデザイン)」で、インバウンド向けのフォトウエディング事業をスタートした。
京都は、人口減少や地域コミュニティの弱体化といった地域課題や、挙式披露宴取扱件数が4年で約17%減少するといったブライダルの課題を抱えている。そこで結婚式の価値向上に取り組む同社は、京都の課題解決に向けた方法の1つとして、インバウンド向けのフォトウエディング事業を展開することでウエディングツーリズムの活性化を促し、地域に貢献する。
□Webサイト「JAPAN WEDDINGS」上でスタート
同事業はまず、ウエディングパーク(インバウンド戦略室)による「中国本土、台湾、香港の方を対象にした海外ウエディング意向度調査」で、「フォトウエディングをしたいエリア」1位に日本をあげる香港をターゲットに、日本フォトウエディング協会が運営するWebサイト「JAPAN WEDDINGS」上で開始した。
現地の人々の希望ロケーションとしても庭園・神社仏閣が人気であり、長年婚礼をサポートしてきた深い関係を生かし、世界遺産・下鴨神社や京都御所、3月に改装オープンした京都ノーザンチャーチ北山教会などで、洋装や和装で撮影ができるプランを用意する。
観光庁の訪日外国人消費動向調査によると次回の訪日でしたいことのうち、「日本食を食べること」が67・1%に上ることから、撮影前後に同社が運営する京フレンチレストラン「VITRA」「祇園びとら、」などでの食事など、京都の価値を体験できる高付加価値サービスもオプションで提供する。
香港の都道府県別訪問率では、京都は20・2%とシェア拡大の余地が残され、同事業の展開により香港から京都への観光客を呼び込む施策にしたい考え。今後、同事業においてターゲットの拡大と全国展開を目指す。また、地域への貢献も視野に入れ、結婚式の価値向上に取り組んでいく。
Webサイト「JAPAN WEDDINGS」:以下のリンクから