「台北国際観光博覧会2019」開催 日本への関心高く、多数のブース出展
2019年5月28日(火) 配信
毎年30万人規模の来場者を集める「台北国際観光博覧会2019」(Taipei Tourism Exposition、TTE)が5月17(金)~20日(月)までの4日間、台北市の世界貿易センター1号館で開催された。主催は台北市旅行商業同業公會と上聯國際展覧有限公司。台湾を代表する上半期最大級の観光イベントには、台湾各地のほか、日本をはじめ、海外からのブースも多数出展。多彩なイベントや商談も行われ、会場は熱気に包まれた。
初日の17日に行われた開幕式には、主催者を代表してあいさつした台北市旅行商業同業公會の呉志健理事長をはじめ、台北市の柯文哲市長ら多数の来賓が出席して、華やかなオープニングイベントとなった。平日の雨天だったにも関わらず、1千ブースを超える広大な会場には、今夏の旅行先を見つけようと訪れた一般客や、商談目的の観光業界関係者らで埋め尽くされた。
日本ブースも人気が高かった。八幡平ライジングサンホテル(岩手県)や、三陸花ホテルはまぎく(同)、Asahi自然館(山形県)などが出展した東北エリアのブースにも多くの一般客が訪れた。
東日本インバウンド総合案内所「GINGAインターナショナル」の村山正弘社長は、「日本の旅館や温泉への関心はとても高い。周辺の自然体験や、美味しい食、歴史に触れることができる周遊観光コースなどもアピールしたい」と話した。
台北(桃園)とLCC「タイガーエア台湾」で結ばれている茨城空港の関係者も出展しており、「2次交通などをさらに整備しながら、茨城県内の魅力を伝えていきたい」と意気込んでいた。
ブース出展した日本の関係者に理由を聞くと、「現地で生の声を聞くことで、よりニーズに合った商品を提供できるから」などの意見が多かった。