長旅ホ組合青年部、新部会長に湯本氏 「創発」テーマに掲げる
2019年6月3日(月) 配信
長野県旅館ホテル組合会青年部会(丸山貴義部会長、55会員)は5月30日(木)に長野県長野市で、第13回の定時総会を開いた。任期満了に伴う役員改選で、湯本孝之氏(湯田中温泉・あぶらや燈千)が新部会長に決まった。湯本新部会長は「創発」をテーマに掲げ、「個々の力を結集し、部員全体が持つ力以上の効果を創造することを目指す」とあいさつした。
創発は「全体を構成する個別要素の相互作用によって、思いもよらない全体的な効果が現れる」ことを指すという。「我われはライバル同士かもしれないが、協力し合いアライアンスを組むように、スケールメリットを打ち出していきたい」と意欲を燃やした。
2019年度は部会員の経営マネジメント力の強化や人材確保の拡大、生産性の向上などをはかり、総合的な経営力の向上を狙う。
丸山前部会長は「時代の変化は著しい。いかに生き抜くか。宿にこもっているだけでは変化に追い付けない。積極的に外の世界に出て対応力を身に付け、宿にフィードバックしていく必要がある。ここで培った多くの経験と知識、そして勇気をもって、新たな時代を切り開いていってほしい」とエールを送った。
会では18年度の卒業会員として、桑田雅之氏(菅平温泉ホテル)ら8人に感謝状を贈った。桑田氏は「長い間お世話になった。皆さんもここでさまざまなことを吸収してほしい」と語った。
総会後には経営改善共有会、式典ののち、懇親会を開き、盛会裏に終了した。