新潟県旅行業協会、新潟経営大学と連携強化へ 小林理事長ら留任
2019年6月3日(月) 配信
新潟県旅行業協会(小林裕一理事長、119会員)は5月30日(木)、新潟市の新潟グランドホテルで2019年度通常総会を開いた。任期満了に伴う役員改選では小林理事長ら執行部の留任を決めた。
新潟経営大学との連携を強化するほか、今年10~12月に展開される新潟・庄内デスティネーションキャンペーン(DC)に積極的に協力し、新たな需要喚起にも取り組むことを確認した。
小林理事長は「昨年11月に新潟経営大学と包括連携協定を結び、地域における次世代観光人材の育成へ旅行業経営セミナーを実施した」と報告。「今年は学生による観光資源調査と、着地型観光商品の研究発表を行う」と述べ、新旅協と同大学との連携をさらに発展させていく計画だ。
続いて、協同組合新潟県旅行業協会の総会も行われた。18年度の旅行取扱高は前年度比2%減の2億8423万円と微減。このうち、県旅クーポンは東北送客キャンペーンが伸び悩み、取扱高は同16%減の4033万円となった。受託事業の全旅クーポンは、キャンペーンによる会員加入数の増加もあり、同22%増の7億8738万円と大きく伸びた。旅行災害補償制度の掛金実績は同11%増の4215万円、当期純利益は62万円となった。
今年度は県旅協のホームページの機能充実や、県旅クーポンの利用促進に加え、新たに会員と協定会員連盟の名簿冊子を作成する予定だ。
総会後の懇親パーティーでは、協定会員連盟の小林庄一会長(ホテル双葉)が「新旅協と連携を強め、元気で新しい観光業界を切り拓いていきたい」とあいさつした。