test

【特集No.525】「ピンクリボンのお宿」シンポin仙台・作並 心ゆくまで旅館で温泉入浴を

2019年6月11日
編集部:入江千恵子

2019年6月11日(火) 配信

 乳がん体験者が旅を楽しみ、傷痕を気にせず温泉入浴ができるよう、環境づくりに取り組むピンクリボンのお宿ネットワーク(会長=畠ひで子・匠のこころ吉川屋女将、事務局=旅行新聞新社)は5月28日(火)、第7回「ピンクリボンのお宿シンポジウムin仙台・作並」を宮城県仙台市作並温泉の「鷹泉閣 岩松旅館」で開催した。CSRプロジェクト代表理事・桜井なおみさんの基調講演や、アデランスの徳正修さんの講演、「鷹泉閣 岩松旅館」営業予約課課長・藤村英子さんの活動報告が行われた。

【入江 千恵子】

「気にせず旅に出掛けて」 畠 ひで子会長

 「ピンクリボンのお宿シンポジウムin仙台・作並」には、同ネットワーク会員の旅館や企業・団体をはじめ、県内の旅館、行政、患者会など約60人が参加し、講演や会員の活動報告に熱心に耳を傾けていた。会場の一画にはウィッグや人工乳房の展示ブースが設けられ、実際に手に取り感触を確かめる姿も見られた。

 主催者の畠会長は、乳がんの手術後に傷痕を気にして旅をあきらめてしまう女性たちがいることに触れ、「誰の目も気にせず旅に出掛け、心ゆくまで旅館やホテルでの温泉入浴を楽しんでもらおうと2012年7月に発足した」と、会設立の経緯を説明。7年目を迎えた今年、会員数は宿泊施設が115軒、旅館組合など団体が8、企業18社の合計141会員で、設立当初に比べて約3倍に増えたことを報告した。

 活動内容では、会員施設や宿泊特典クーポンを掲載した冊子を毎年10万部発行し、全国の病院などで無料配布している。ポスター掲示やホームページでも情報発信していることを説明。また、長野・渋温泉の湯本旅館の乳がん経験者への取り組みがNHKで紹介されたことを挙げ、「温泉旅行に行ってもらうきっかけになっている」と、活動の成果を述べた。……

【全文は、本紙1757号または6月17日(月)以降日経テレコン21でお読みいただけます。】

いいね・フォローして最新記事をチェック

コメント受付中
この記事への意見や感想をどうぞ!

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

PAGE
TOP

旅行新聞ホームページ掲載の記事・写真などのコンテンツ、出版物等の著作物の無断転載を禁じます。