HIS、19年夏休みの海外・国内旅行の予約動向発表 「日本から一番近いヨーロッパ」の人気急上昇
2019年7月5日(金) 配信
エイチ・アイ・エス(HIS)はこのほど、令和初の夏休み(2019年7月13日~9月30日)の予約状況から、海外旅行と国内旅行の動向をまとめて発表した。海外は世界最大の旅客機A380が就航したことで話題のハワイが、国内は2014年に調査を始めてから6連連続で沖縄が、それぞれ総合予約ランキングで1位に輝いた。
今年10連休となったゴールデウイークは過去最高の出国者数を記録し話題となったが、日並びの良さはお盆も同様。8月13日(火)~15日(木)のお盆期間に加え、16日(金)も休みを取ることができれば最大9連休となる。海外をみると、人気出発日上位は軒並みお盆出発がランクインしている。
海外の予約急上昇ランキングではインスタンブール/トルコ(前年比296%)が1位で、2位はウラジオストク/ロシア(同181%)、3位はヤンゴン/ミャンマー(163%)となった。
2位のウラジオストクは日本から直行便で約2時間半、時差は1時間で「日本に一番近いヨーロッパとして、今女性を中心に人気の都市」(同社)。治安もよく、可愛らしいカフェも多く「新しい女子旅のトレンド」となっているという。
現状、ロシアに日本国籍で渡航する際はビザの取得が必要だが、ウラジオストクはインターネットで取得できる電子ビザで入国可能。同じロシアでも渡航手続きの簡単さが、人気の大きな要因となっているようだ。
一方、国内旅行は総合予約ランキングのほか、人気のアクティビティランキングなども発表した。1位から4位のエリアは沖縄が独占。1位はシュノーケリングで前年比3・8倍、2位は体験ダイビング(初心者可)で同4・4倍、3位はカヌー・カヤックで同3・7倍となった。同社は「今年も猛暑を予測し“涼”を求める傾向が高いのではないか」とみる。
5位にはいったラフティング(同2・3倍)のエリアは群馬県・水上(利根川)。世界レベルの激流を体験できるラフティングポイントとして、関東エリアから日帰りで楽しめると人気が高まっているという。
なお、予約者は8月10~16日のお盆期間に集中した。夏のシーズン期間全体の20%を占め、ピークは8月12日となった。
□国内の夏休み特集・商品WEBサイト(参考)
H.I.S.国内旅行(ツアー・首都圏版)サイト
H.I.S.国内旅行(バスツアー・首都圏版)サイト
アクティビティジャパン サイト