伊豆長岡温泉「三養荘」が改装 会員制別館も7月17日に開業
2019年7月8日(月) 配信
プリンスホテルが運営する伊豆長岡温泉の三養荘(笹尾雅洋支配人、静岡県伊豆の国市)は7月8日(月)、一般客室や大浴場などを新たに改装した。別館客室は会員制旅館「プリンスバケーションクラブ三養荘」としてリニューアルし、7月17日(水)に開業する。これまで培ってきた伝統を次世代につなぐため、時代のニーズに合わせたバリューアップを行い、“新しい時代の旅館”に生まれ変わる。
一般客室は、新館全22室のうちベッド付きの部屋を新たに9室追加した全17室となり、これまでのアクティブシニア層の宿泊客に加え、普段ベッドに慣れている外国人や若年層の宿泊客がより使いやすい環境を整えた。同時に客室内の浴槽に手摺を設置することで、より機能性を向上。施設内にキッズスペースを新設し、ファミリーの宿泊客も楽しく過ごせるように改装した。
そして、別館客室8室の会員制旅館「プリンスバケーションクラブ三養荘」は、旅慣れたアクティブシニア層の宿泊客に、1年を通じて別荘のように利用できるに生まれ変わる。
伊豆長岡温泉 三養荘について
三養荘は1929(昭和4)年、岩崎弥太郎氏の長男・久彌氏の別邸として建設され、47(昭和22)年に旅館としての営業を開始し、70年余りの歴史を歩んでいる。旅館として利用しながら繊細な建築を長年に渡り維持・管理し、2017年に本館の玄関や客室などが国の登録有形文化財に登録された。
長年に渡り培ってきた日本の旅館文化を時代とともに進化させていくため、2014年に愛犬と過ごせる専用客室を2室設置するなど、さまざまな利用客が利用しやすい環境づくりを進めてきた。今後も本館や別館、新館のそれぞれの特徴を生かし、多様なお客様の快適な滞在を可能にする“新しい時代の旅館”として、新たな歴史を刻んでいく考え。
□伊豆長岡温泉 三養荘 概要
新館22室<2019年7月8日(月)リニューアル>
客室
全客室22室のうち、新たに9室にベッドを設置し全17室をベッド付きの部屋に改装。また、温泉付き客室内の浴槽に手摺を設置した。
食事処
レイアウトを変更し、会員客や一般客ともに利用しやすくするほか、朝食では伊豆産のコシヒカリ「伊豆の恵」を1人ずつ釜で提供するなど、地元の食材にこだわった料理に刷新した。
ラウンジ
内装をすべてリニューアルし、ドリンクメニューを拡充。また、土産などをそろえた売店も設置した。
大浴場
女性用大浴場を大きな浴槽に変更し、パウダーコーナーをはじめ脱衣所もリニューアルした。
キッズルーム
ファミリーや3世代の利用客にも滞在を楽しんでもらえるよう、キッズルームを新設した。
別館8室<2019年7月17日(水)リニューアル>
別館8室はリニューアルし、会員制旅館「プリンスバケーションクラブ三養荘」として運営する。全室90平方㍍を超え、掛け流しの温泉を備えている。今回のリニューアルでは和風建築を生かしつつ、ベッドやテーブルを設置し機能性を高めた。
権利形態:預託制
権利期間:開業日から15年
総募集口数:96口
第四期募集価格:821万円(うち預託金¥200万円)
年会費:19万4,400円/口 ※消費税込
利用料金:
スタンダード:ホーム会員1室1泊 1万7,820円 相互利用1室1泊 2万3,760円
貴賓室:ホーム会員1室1泊 2万3,760円 相互利用1室1泊 2万9,700円
※消費税・サービス料込・入湯税別途
本館7室
玄関・茶室棟、客間棟、中央棟、居間・書斎棟、御幸の間、待合、露地門が国の登録有形文化財に登録されている本館は、今後も旅館として恒常的に利用しながら繊細な建築を維持・管理し、日本建築の伝統を伝えていく。
庭園
京都の庭師・小川治兵衛の手による壮大な3千坪の庭園は、四季の移ろいが美しく、春は枝垂れ桜、夏は花菖蒲、秋は紅葉、冬は寒桜・梅など花鳥風月を楽しめる。庭園中央に池を配し、周辺の緑とともに「水の音」がこころを和ませてくれる。
所在地:静岡県伊豆の国市ままの上270
客室:新館22室(和室5室、洋室3室、和洋室14室)
本館7室(和室7室)
別館(プリンスバケーションクラブ三養荘)8室(和洋室8室)
アクセス:
車:東名高速沼津I.C.、新東名高速長泉・沼津I.C.から伊豆縦貫自動車道~伊豆中央道(伊豆長岡北I.C.)で24㌔(平常時約25分)
電車:東海道新幹線三島駅からタクシーで約30分
または伊豆箱根鉄道に乗り換え約19分、伊豆長岡駅からタクシーで約5分
問い合わせ:
伊豆長岡温泉 三養荘 TEL:055-947-1111
プリンスバケーションクラブ 品川ゲストサロン TEL:0120-20-1551