世界各国のキャンパーが一堂に会す世界大会が福島で 日本開催は25年ぶり3回目
2019年7月11日(木) 配信
世界各国のキャンパーが一堂に会す「第89回FICCオートキャンプ世界大会」が2019年9月28日(土)から10月6日(日)まで、福島県天栄村・羽鳥湖高原で開かれる。日本開催は1994年以来25年ぶり3回目。現時点で日本含む世界14カ国から約560人(うち外国人約210人)ほどの応募があるなど関心が集まっている。同大会実行員会は7月10日に会見を開き、「20カ国1300人(同400人)規模を目標に目指していたい」と意気込んだ。
テーマは「観光」「交流」「復興」。県周辺の観光地を訪れる小旅行「エクスカーション」では会津や日光を訪れるほか、福島第一原発を視察コースもある。「福島の復興が、大きな目的だ」(事務局)とし、安心安全にキャンプを楽しんでもらい、福島の今を国内外に世界に発信していく。
このほか、飲食ブースや出展ブース、ステージでのイベント、ビアホールではウェルカムパーティー、地酒パーティも行われる。羽鳥湖レイクサイドトレッキング、民芸制作体験などといった体験型コンテンツも用意した。
参加費は、パーティ代や期間中のキャンプサイト料金を含み大人1人で1万8千円。一方、「国内キャンパーから、会期中すべてに参加するのは難しいといった声があった」(事務局)とし、国内旅行者限定で、前半と後半の5日間だけのハーフプラン(大人1人1万円)も用意した。
主催は同大会実行委員で、共催は日本オートキャンプ協会(明瀬一裕会長)と福島県、天栄村。後援は環境省やスポーツ庁、観光庁ら。
なお、FICC(キャンピング・キャラバニング・オートキャラバニング連盟、本部はベルギー)は世界最大の国際キャンプ組織なる。1932年に設立され、現在39カ国70団体が加盟している。