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台湾・台南の林百貨店が樂園百貨店(沖縄県・那覇市)に出店中

2019年7月25日
編集部:木下 裕斗

2019年7月25日(木) 配信

林百貨店のイメージ

 台湾・台南市の人気百貨店「林百貨店」が日本に初上陸する。リウボウインダストリー(糸数剛一社長、沖縄県那覇市)は8月31日(土)まで、沖縄と日本、海外から厳選した食品やコスメ、ライフスタイル雑貨などを提案する「樂園百貨店」に林百貨店を招いている。

 台湾はテレビや雑誌など複数のメディアで特集されるなど、昨今大きな注目を集めている。2018年に訪日台湾人と訪台日本人ともに過去最高を記録し、19年には訪台日本人が200万人にも上る勢いを見せている。

 「林百貨店」は日本統治中の1932年に、日本人の林方一氏が創業した台南市の百貨店だ。ノスタルジックな外観と、地元で生産されるモノを中心としたハイセンスなセレクトで台南を代表する観光地として連日多くの人で賑わっている。今回の出店では「林百貨店」の人気商品を取りそろえて、文化や風土に多くの共通点を持つ沖縄の地より、日本の統治時代を懐かしむ「懐日ブーム」に沸く台湾の新しい魅力を提案する。

沖縄から一番近い国、台湾で起こる日本をルーツにした「懐日ブーム」

 沖縄は日本で一番台湾に近く、その距離はわずか700kmほどと東京~沖縄間の半分程度となっている。台湾と沖縄は海に囲まれ、シーサーにも似た守り神など、多くの共通点がある。近年人の往来も増加し、積極的な交流が行われている。

 台湾では第二次世界大戦前の日本統治時代を懐かしむ「懐日ブーム」に注目が集まっている。背景には古いものと新しいものを融合させることに新たな「台湾の価値」を見出す人が増えたことにある。とくに、多くの旧跡が残る戦争以前の首都台南市を中心に起こっている。

「林百貨店」とは

 台南市では首都の台北市に先駆けて、歴史ある建造物を残し、現代の使用目的に合わせてリノベーションする計画を官民共同で進めている。「林百貨店」もその計画により再開発された建造物の1つだ。

 同店は日同統治中、台湾の近代化が始まった頃に、日本人の林方一氏が始めた台南市の目抜き通りに建てた百貨店となっている。1932年の開業当時、最先端の西洋建築を用いて建てられた。14年にリニューアルオープンし、懐日ブームの先頭を行く観光地として連日多くの人で賑わっている。選りすぐりのオリジナリティ溢れる商品を販売することを特徴としており、その商品ラインナップは国内外から高く評価されている。

「林百貨店」の日本初上陸をきっかけに沖縄と台湾交流を活発化、沖縄ブランドの強化へ

 台湾が生み出すデザインや文化は現在、中国や香港などアジアを中心に広く評価されている。リウボウインダストリーは、「台湾のいいモノ」を取りそろえることで、アジアにおける沖縄ブランド力をより高めていくことを目指している。今回の出店を皮切りに、「樂園百貨店」の台湾展開などを視野に入れ、国外展開をより一層強化する。

「樂園百貨店」×「林百貨店」出典概要

 「林百貨店」でも人気の雑貨や帆布バッグ、林人形シリーズに加えて、台南の縁起物や剣獅、い草工芸品、「林百貨店」限定ストール、刺繍の小物などデザイン性の高い雑貨を取り揃え、日本国内の来店客、観光客へ、台湾の魅力を発信する。

開催期間:8月31日(土)まで

会場:樂園百貨店(デパートリウボウ2階)

 

展開商品(一部)

人形ノート

商品名:人形ノート

価格:1782円(税込)

 1932年の開業当時、従業員が店内の服を飾るために自作していた人形をモチーフにした「林百貨店」の「林人形」ノート。他にもさまざまな林人形アイテムを提供する。

い草のバッグ

商品名:い草バッグ

価格:左/中:6480円(税込)、右3番目: 7009円(税込)

台湾の特産品のい草とキャンパス地を組み合わせたバッグ。涼しげな雰囲気が沖縄にもピッタリ。2型3種類を用意している。

帆布ポーチ

商品名:帆布ポーチ

価格:2,594円(税込)

 台湾では古くから帆布が通学用に愛用されてきた。「林百貨店」限定デザインで売り出す。

 

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