過去最高約640万人へ、沖縄13年観光客数
新石垣空港開港効果で
沖縄県の2013年入域観光客数が、11月までに589万8200人に達し、過去最高を記録した08年の604万人を上回る見通しとなった。12月も堅調に推移した模様で、最終的には640万人弱になる見込み。
数字を押し上げているのは、八重山入域観光客数の好調ぶりだ。昨年3月、石垣島に新石垣空港が開港し、機材の大型化や便数の増加に加え、格安航空会社(LCC)が関西―新石垣路線に就航。4月以降、毎月、単月における過去最高記録を更新し、8月は11万4684人に上った。10月までに81万3106人となり、過去最高の78万7502人(07年)を大幅に上回り、13年の合計は90万人台半ばまで伸びる見込みだ。
県では、沖縄観光の好調の要因として、(1)円安にともなう海外旅行から国内旅行へのシフト(2)沖縄発着航空路線の拡充(3)本島への台風接近の減少――などを挙げる。
円安により割安感のある訪日旅行需要が台湾、韓国を中心に伸び、外国人観光客は、1―11月は51万4600人で、前年同期比46%増加した。