オリックス不動産、箱根町強羅に温泉旅館を開発　20年秋開業予定

2019年8月8日（木）配信

　オリックス不動産（高橋豊典社長、東京都港区）は2019年8月7日（水）、神奈川県・箱根町の強羅エリアに全70室の温泉旅館を開発し、20年秋に開業を予定していると発表した。

　同旅館の計画地は、箱根登山鉄道の強羅駅から徒歩約3分、傾斜地が多い強羅エリアでは平坦な道のりでアクセス可能。強羅公園をはじめ、彫刻の森美術館や物販店が並ぶ観光エリアとしても充実した立地となる。

　計画では4棟構成で、強羅の自然や歴史、文化と共生し調和する外観デザインを採用し、全客室に露天風呂を備え、豊かな自然を身近に感じながらゆったりと過ごせる。最上階に箱根屈指の眺望を楽しめる大浴場2種類を設置し、レストランなど充実した共用施設を備える温泉旅館を計画している。

　同旅館は、オリックス不動産の事業ブランド「ORIX HOTELS & RESORTS」の旅館。同社の箱根エリアでの運営施設は今回が2軒目で、17年8月に箱根・芦ノ湖畔にグループで初めての新築旅館である「箱根・芦ノ湖 はなをり」を開業している。

　オリックス不動産は、旅館・ホテルの開発と運営事業を積極的に展開し、国内で22軒、約5千室（運営委託含む19年7月1日時点）を運営している。今後も、お客様のニーズやライフスタイルに合わせた施設を実現し、地域の魅力の発信とさらなる活性化に貢献していく考え。

□計画の概要（予定）

所在地：神奈川県足柄下郡箱根町強羅1300-8他

敷地面積：7,200平方㍍

延床面積：10,252平方㍍

棟数：4棟（地上3階・地下2階が3棟、地上4階・地下1階が1棟）

客室数：70室

設計：株式会社入江三宅設計事務所

施工：株式会社フジタ

着工：2017年6月

開業：2020年秋予定