JTBらが提供の訪日客向けアプリ、タクシー配車アプリ「JapanTaxi」と連携
2019年8月14日(水) 配信
JTB(髙橋広行社長)とナビタイムジャパン(大西啓介社長)が提供する訪日外国人旅行者向けスマートフォンアプリ「JAPAN Trip Navigator」はこのほど、JapanTaxi(川鍋一朗社長)が展開するタクシー配車アプリ「JapanTaxi」との連携を始めた。経路検索画面からアプリの起動を容易にし、訪日客のタクシー利用増加を見込む。従来のチャットボットに画像翻訳機能なども加わった。
今回の連携で、タクシーの利用がしやすくなる。「JAPAN Trip Navigator」で車による移動経路を検索すると、1タップで「JapanTaxi」が起動できる。公共交通機関では行きづらい場所や歩き疲れたときなど、簡単にタクシーの配車依頼ができる。乗車・降車場所を入力した状態も維持できるため、日本語が話せない訪日客も運転手に行き先を伝えやすい。
チャットボット「Miko」は、マイクロソフトのAI(人工知能)技術を活用した自動返答システムで、これまでのチャットによる返信機能に画像検索機能が追加された。日本語が含まれるメニューや標識などを撮影し、画像をアップロードすることで、多言語に翻訳した状態にしてくれる。経路検索機能と天気情報返答機能も追加され、日本での旅行がスムーズに行えるよう支援する。
「JAPAN Trip Navigator」は訪日客に寄り添った観光支援を目的に、2018年2月に公開された。現在、47都道府県の観光情報を提供するほか、宿泊施設やレストランの予約との連携、オリジナル観光プランの作成機能などを備える。利用料は無料で、言語は英語と繁体字、簡体字に対応している。
□「JAPAN Trip Navigator」概要
対応言語:英語、繁体字、簡体字
観光情報提供地域:日本全国(47都道府県)
対応OS:iOS、Android
主要機能:経路検索、タクシー配車アプリとの連携
アシスタント機能(AIチャットボット)による日本旅行ガイド及び翻訳機能
宿泊施設、ツアー、アクティビティ、レストランの予約との連携
全国を網羅する観光情報のカテゴリー別・都道府県別・趣味嗜好別の検索機能
モデルプランを基にしたオリジナルの観光プラン作成機能
※ダウンロード、提供サービス機能の利用は無料