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東急電鉄所有の観光列車「THE ROYAL EXPRESS 」、北海道周遊コースの概要が決定

2019年8月27日
編集部:入江千恵子

2019年8月27日(火) 配信

「THE ROYAL EXPRESS ~HOKKAIDO CRUISE TRAIN~」列車デザインイメージ

 北海道旅客鉄道(JR北海道、島田修社長)と東京急行電鉄(東急電鉄、髙橋和夫社長)は8月22日(木)、東急電鉄所有の観光列車で北海道内をめぐる「THE ROYAL EXPRESS ~HOKKAIDO CRUISE TRAIN~」のコース概要を発表した。道央や道東エリアを列車とバスでめぐる3泊4日の周遊プランで、2020年8月の催行を予定している。北海道胆振東部地震の影響を受けた北海道の観光振興と地域活性化をはかる。

 行程は、1日目に札幌を出発後、石勝線や根室本線などを経由し、道央の池田駅へ。宿泊する十勝エリアまでバスで移動する。2日目は釧路駅から釧網本線で道東の知床斜里駅まで走行し、知床エリアに宿泊。3日目は知床斜里駅から釧網本線と石北本線、一部バスを利用し、旭川駅まで移動する。宿泊は富良野エリアとなる。4日目は旭川駅から函館本線で札幌駅に帰着する。

 運行は4回程度を予定。いずれも札幌を金曜に出発し、月曜に帰着する。発売は20年2月の予定で、発売日や旅行代金は決定次第、発表される。

 列車は、東急電鉄の観光列車「THE ROYAL EXPRESS 」と電源車をJR北海道所有の機関車がけん引する。機関車は「北海道の力強く明るく元気な太陽の色・収穫の色」をイメージした「橙・オレンジ」にすることを決定した。

 電源車は「『THE ROYAL EXPRESS 』のロイヤルブルーとオレンジを粋につなぐ色」として、「白・ホワイト」をメインカラーにする。一部の駅は旅を彩る演出として装飾を施す予定。列車と駅の装飾は「THE ROYAL EXPRESS 」を手がけた水戸岡鋭治氏がデザインを行う。

駅装飾イメージ©ドーンデザイン研究所

 JR北海道と東急電鉄、東日本旅客鉄道(JR東日本)、日本貨物鉄道(JR貨物)の4社が19年2月、観光列車の走行プロジェクトを立ち上げた。鉄道事業者が連携し、観光列車を魅力ある旅行商品に作り出すことで、北海道の観光資源を発信していく。JR東日本は電源車を東急電鉄に譲渡し、JR貨物は「THE ROYAL EXPRESS 」などの車両を北海道まで回送運搬する。

 「THE ROYAL EXPRESS 」は普段、横浜―伊豆急下田間を走行する伊豆観光列車で、定員は国内最大級の約100人となっている。客車のほか食堂車やキッチンカー、結婚式などが行えるマルチカーの8両編成で、車両ごとにデザインが異なる。先端技術と職人技を組み合わせた豪華絢爛な空間を提供し、これまでに約9千人弱が利用している。

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