石川県加賀地域の魅力を中国人視点で紹介 WEBサイト「邂逅 加賀之国」開設
2019年8月28日(水)配信
石川県の加賀地域連携推進会議(オール加賀会議)はこのほど、訪日中国人観光客の小松空港を利用した加賀地域への更なる誘客をめざすなか、加賀地域の魅力を中国人視点で紹介するサイト「邂逅 加賀之」を開設した。
オール加賀会議は、南加賀地域の5市1町(野々市市、白山市、川北町、能美市、小松市、加賀市)でつくる組織。新設したサイトでは中国語圏からの観光客や中国の旅行代理店に向けた提案ツールとして、中国人の視点による加賀地域の観光モデルコースを紹介している。
訪日中国人観光客の小松空港を利用した更なる誘客を目的として、中国版Twitter微博(ウェイボー)で多くのフォロワーを持つ中国人インフルエンサー「付玉蒙(フギョクモウ)」さんと、石川県の大学に留学している中国人留学生が、観光素材の抽出やルートづくりに取り組んだ。
山代温泉・山中温泉・片山津温泉への外国人観光客の入込客数は、過去最高となった前年からさらに1.2%増加した。台湾、韓国、中国からの入込客数が減少したなか、直行便が開設された香港からの観光客は前年比159.8%と大幅な伸びを記録している。(※出典「平成30年加賀市観光統計」)
一方で、2次交通の問題などから周辺観光施設などに立ち寄ることなく加賀地域を離れてしまうことで、波及効果が地域に広がりにくいという指摘もある。サイトでは、加賀地域の観光地を紹介するとともに、中国語圏からの個人旅行、団体旅行の旅の相談にも加賀地域の旅行会社がメールで対応するサービスを提供する。