Ctrip、愛知県と外国人旅行客誘致促進のため協定を締結
2019年8月29日(木)配信
Ctrip.com International, Ltd.(孫潔CEO、中国・上海)は2019年8月26日(月)、愛知県と外国人旅行者誘致を促進することを目的とした協定を締結した。
Ctripが都道府県と連携協定を締結するのは、北海道、横浜市、高知県に続き4番目で、中部地方の県との協定締結は今回が初めて。同日に愛知県公館で協定の締結式が執り行われ、愛知県の大村秀章知事やCtripの孫波(ソン・ハ)CMO、Ctripグループの蘇俊達(ソ・シュンタツ)日本代表が出席した。
□中部初の協定締結。更なる外国人観光客拡大を目指す
愛知県は中国をはじめ、タイやシンガポール、ベトナムなど、数多くの国と日本をつなぐ中部国際空港セントレアがあり、訪日外国人観光客にとってもアクセスしやすい県。
大村知事は、昨年に愛知県を訪問した外国人旅行客のうち、中国人旅行者が約55%を占めたことを踏まえた上で、「中国からの旅行者は、上海や北京などの大都市を中心に、団体旅行から個人旅行へと旅行スタイルが変化し、インターネット上で航空券やホテルなどを予約することが多くなってきた。そこで中国の個人旅行者が多く利用するCtrip と協議を重ね、このたび協定を締結する運びとなった」と、協定の経緯について説明した。
Ctripの最高マーケティング責任者である孫波CMOは、「愛知県は世界的に有名なトヨタ自動車の本社があり、歴史的にも非常に重要な場所だが、中国人旅行者にとってはまだあまり馴染みがない。今回の協定を通じて、愛知県ならではの旅行プランなどを提供することで、中国人旅行者の増加につなげられたら」と協定への期待を述べた。
今回の連携と協定事項は、次の5項目が盛り込まれた。
<連携協定に基づく主な取組>
(1)中国市場等での愛知県の観光情報の発信、プロモーションに関すること
(2)中国市場等に訴求できる愛知県の観光コンテンツの開発に関すること
(3)中国市場等からの外国人旅行者受入環境整備に関すること
(4)愛知県に来訪する外国人旅行者のマーケティングに関すること
(5)県内観光関連事業者への支援に関すること
□アジア最大級のオンライン旅行会社「Ctrip」
宿泊予約、交通チケット、パッケージツアーなどを提供するCtripは、今後も国内外の利用客に気軽で楽しい旅を提供するべく、活動を行っていくと意気込む。日本国内向けの予約サイト「Trip.com」には、ホテルや航空券、列車商品が含まれ、 24時間の日本語サービス顧客サービスセンターも運営している。